今年も半年が過ぎて、もう後半に突入!
早いものである。
誕生日から既に1ヶ月が経っている。
本当にウカウカしていられない。
この調子だとあっという間に月日が流れる。
最近、いろいろと忙しいのである。
自分は「忙しい」という言葉が嫌いだ。
心を亡くすのがこの言葉の意味だとすれば、まさに嫌な言葉だ。
自社の事情で言えば昨年末に札幌オフィスの立ち上げ、新たな取り組み、関連会社の増加。
競合各社の方向転換により、学び市場に対する責任がいっきに上昇。
現在は各拠点を中心に学び市場に対するアプローチを再構築している。
そんな時期に限ってまた色々とやってくる。
宿泊・飲食事業への参入である。
これも関連会社の仕事にはなるが「箱根」の宿泊施設と飲食施設に事業再構築である。
今までは「B to B」ビジネスだから勝手がわかる。
しかし「B to C」となると勝手が違う。
慣れない仕事である。
色々と学ばなければいけない。
「ダメなら辞めれば良い」というものでもない、再構築しなければならないのだ。
早速来週には現地で打ち合わせも始まる。
クライアントからの期待を十分に感じている「現在の事業」
新たなやらなければならない「新規事業」
関連会社が増えたので、それぞれ人事考課や会計経理も整備しないといけない。
「マネジメント」はおろそかにできない。
いつしか「自分以外にはできない」仕事が多くなっていた。
自分が判断しなければ先に進めないのに、その判断が鈍っていたり遅くなったり。
実業に迷惑をかけてしまっては経営者としても失格である。
自分は「実業家」である。
自分の信じるもののために働き、見合った収益を得る。
それが仕事だ。
先週、ある若手メンバーに飲み会で言われた。
「最近、みのるさん疲れてません?」
「そう見える?」
「あまり会社にいないし、いても元気ないですよ」
「そうかなぁ・・・」
ハッとした。
メンバーに気を使われている!
疲れている、元気がない、そんなトップでは会社の士気が上がるわけがない。
実業をおろそかにしてきたわけではない。
メンバーのことは常に大切に思っている。
しかし、そう思っているのは自分だけでメンバーからの目線では違っていたのかもしれない。
そこで、自分のこの一年を振り返ってみた。
仕事とは言えない「仕事」?も多く抱えていた。
確かに「やりがい」や「誇り」的なものはあったことは事実。
しかし、その結果はどうであったろうか?
果たして「自らの事業」以上に社会にインパクトを与えられたであろうか?
結局そこまではできなかった、他人が作った世界で踊らされていただけであった。
ビジネスとしても成果を上げたとは言い難い。
間接的な結果はある程度成果があったのかもしれない。
しかし収益的には微々たるものであった。
自分が経営者として「この仕事」を客観的に見れば、これ以上の「投資」は意味がないと判断せざるをえない。
その持つ力を本業に活かすべき、そう判断するのが経営者として当然のことであろう。
本来の自分の仕事に戻るべき時がやってきた、はっきりと認識することができた。
メンバーからのそれとない言葉が我に帰るきっかけとなった。
一年が短いと感じるのと同じくらいに人生は短い。
本来やるべきことに注力する。
実業家としては当然の結論である。
そして、やっぱりこの言葉が自分の決断を後押しする。
「何をやるのかよりも誰とやるのか?」
大切な人を見誤ってはいけない!