ご存知の通り、日本の携帯電話はNTTドコモ、au、ソフトバンクそしてイーモバイルが代表的ですが、どれも世界では通用しないようです。
特に最大手のNTTドコモのiモードは、古くから携帯でのネットコンテンツを提供してきたわりには全く世界では通用しない。
それはなぜか?
昨日、4月30日。iモード(iメニュー検索)の検索エンジンがそれまでのgoogleからgooに変更になったことをご存知の方は少ないでしょうね。
なぜなら、その日30日の午後11時には前日までのgoogleに戻ってましたからね。
どうやら技術的な問題がクリアできずに、リニューアルしたその日に元に戻す、という恥ずかしい事がおこったようです。
この事は、小さな記事がネット上に流れただけで大手マスコミでは一切報じられることはありません。
さらに同日、NTTドコモはiモードメニュー内の広告一切をD2Cという会社に一任しました。
ちなみに、今登場した、NTTドコモ、goo(NTTレゾナンス)、D2CすべてがNTTの関連会社です。
ちなみに、NTTドコモの携帯電話のシェアは国内では50%を越えています。
その会社が自社の関連会社に検索エンジンの運営や広告の仕切りをすべて独占させる。
さらには、最近我々も体験したのですが、ドコモ内の広告掲載についてはD2Cの掲載基準なるものがあり、その基準にはじかれると掲載することも認められない。
さらにその基準は全くのクローズ、ブラックボックスです。
大手グループですべてを仕切り、掲載内容も自社で勝手に決める。さらにそれらすべてがクローズです。
こんなことで世界標準になれるわけがないでしょ!
ちなみに、検索の世界的大手であるGoogleやYahoo!は掲載についての基準も広告掲載の基準についてもすべてオープンにしています。
やはり、NTTという典型的な大手日本企業では情報をオープンにすることはできないでしょうね。
それにしても、シェア50%を越える携帯キャリアがグループ会社ですべての権利を握ることが許されるのでしょうか?
中小企業の支援が国策であるような話を良く聞きますが、実際の現場ではこのような状態が続いている。
大手寡占の状態が続き、情報がオープンにならない以上、日本企業や日本のビジネスモデルが国際的に認められる事はないと思いますが、いかがでしょう?
とりあえず、auとソフトバンクさんに頑張っていただいてシェアを拡大していただきたいです。
その際には、情報のオープン化をお願いしますね!