いきなり?なタイトルですが、「自分の事というのは意外に見えていなかったりするもの」という話です。
昨日は来客の集中した一日で、午前中からずっと応対でした。内容としては業務改善の為の新たなご提案や会社の将来に関するご提案や業務提携や様々なのですが、特に最初にお会いしたお客様との話にはいろいろと考えさせられたのです。
その方は以前よりよく知っている某社の役員だった方ですが、最近の当社の商況や業界状況をひとしきり話してから彼の本題、いわゆる業務改善のASPの提案をいただきました。その話の中で彼の口から出てきたありがちな事例やこんな事で困っているでしょう、という話に「うん、うん。」と言っていたのですが、そのうちに私が今まで気づいていなかった問題点や、ありがちな事例も実はこんな事が原因であるという話を聞くにつれて、「そこまでは気づいていなかった。」自分に気づくわけです。さらに彼は「御社は[この部分]が他社より優れているのだからもっと強調していくべきです。」という[この部分]も意外と気づいていなかったわけです。
彼は以前当社と同じ業界で働いていたので業務自体も理解しており、適切に問題点が指摘できて、的を得た話が出来たのかもしれませんが、私が気づいていない自社の強みと弱みを気づかされました。
人はだれでも「自分はこういう人間だ。」と思っています。私もそうです。でも周りの人も私と同じように私を見ているとは限りませんよね?要するに自分が見た自分と他人が見た自分というのは違うわけですよね。あたりまえですが。
この事って会社でも当てはまります。「自社の強み、弱みは社内で見えている事と社外から見えている事とは違う。」のです。
当たり前のようですが、これが意外にわかっていなかったりします。商品についての調査ならできますが、組織としての強みや弱みというのはなかなか評価できません。社内満足(自己満足)で済んでしまうのが常です。
今回、彼とお会いしていろいろと話をする中でこの見えない自分(自社)に再度気づかされました。ありがたい事です。早速彼のすすめる商品のトライアル版を社内で検討し、うまくいくようであれば導入しようと思いました。
しかし、彼の営業は相変わらず鋭いです。見習う部分は多いですね。早速営業マンのみんなに伝えなきゃいけませんね。