本日、久しぶりの営業同行です。大手のスクールさんに昨年度の振り返りと当社の今年度の方針をお話に伺います。営業マン歴10数年の腕の見せ所です。今回は担当営業マンとマーケティング担当のチーフ、そして私の3人で伺います。
まず、営業マンとマーケティング担当チーフが昨年のお客様の状況を説明し、当社の広告施策等について説明をしていきます。ご理解をいただけたようです。先方のご担当者がこちらを見ながら、「それでは、昨年の業界動向の振り返りと今後の学びマーケットの予測をお話いただけますか?」と私にご質問をいただきました。ついにきました。出番です。
以下私の話。
[業界動向につきましては、専門性が高く、わかりづらいためここでは割愛させていただきます]
今後の学びマーケットは大きく2つの流れがあると思います。
一つは従来からの仕事に就く為の学び、資格やスキルを身につけて、結果として希望の職種で働く為に学んでいくという流れです。ただし、このマーケットも従来のように学生や20代の方ばかりではなく、主婦の方や中高年の方の再就職の為の学びマーケットが広がっていく可能性があります。マーケットは縦階層に広がる可能性を感じますね。
一方で学びが目的になる流れもあります。いわゆるお稽古や自己啓発を目的とした流れですね。もちろん従来からこのマーケットは存在するのですが、昨年の後半から顕著になってきたのは、生活を豊かにすることや精神的にゆとりを持つことを目的としたお稽古、学びが増えてきたという傾向でしょうか。
例えば昨年来からの株価上昇に合わせるように簿記の講座の人気が上がっています。これは簿記検定受験の為だけではなく、自分で上場企業の経営状況を判断する知識を身につけ、より稼げる株に投資できるように学ぶという側面もあることがわかってきました。
またファイナンシャルプランナーも金融業界で働く為に学ぶだけではなく、より賢いお金の運用を学ぶ為に学んでいる側面があるようです。それ以外にもご自身の健康増進、介護予防を考えてシニアの方のスポーツクラブ利用が増加しています。各クラブもシニア層に対するカリキュラムを充実させ始めています。
このように従来では想定していなかった層のユーザーの方が学びマーケットに参加し始めています。この傾向は益々増加すると思います。日本の景気が回復するに伴い、生活の充実や健康に関する学びはこれからも支持されていくでしょう。
という内容の話をしました。
お客さまからは一定のご理解をいただき、今後は新たなマーケットも含めて総合的な提案をするように宿題をいただき、本日の訪問は終了となりました。担当営業マンは数日のうちに大きなご提案をさせていただく事になるでしょう。楽しみです。