昨日、ちょっと調べたい事があったので、過去の資料を段ボールから引っ張り出しました。すると今から10年前1995年当時の営業日報や会議の資料が出てきました。
当時は「マイレッスン」というスクール情報誌の立ち上げをお手伝いしている頃です。探しているうちに情報誌立ち上げの様々な資料が出てきました。その中には今でも活かせそうな資料がたくさん出てきて勉強になります。
あの頃、日本経済はバブル崩壊直後から少しづつ立ち上がり始めた時期でした。しかし、地下鉄サリン事件、阪神淡路大震災と社会的には不安定な時期だったような気がします。そんな中での創刊号作りは大変だったけど楽しかったのを覚えています。
当社(株式会社ドゥ)は創刊当時の広告営業を担当していたのですが、全く何もない状態からお客さんを開拓する苦労を味わいました。競合誌を見ながら新規のアポイントを獲得するのはそんなに苦労することはなかったのですが、新卒の営業マンが5人いて、日々のマネジメントについてはいろいろと悩んだことを覚えています。
営業日報や議事録を見るとその頃苦労した形跡がよく出ています。いやーまさに営業現場でした。
同時に創刊から半年くらいの読者データも出てきたのは参考になりました。現在もパセリは学び分野の情報を提供しているわけですが、今の人気講座と10年前の人気講座はまるで違うものでした。しかし、こんなにも違うものですかね?
現在の人気講座
1 医療事務
2 ホームヘルパー
3 簿記
4 ネイル
5 宅検
1995年人気講座
1 英語
2 ワープロ、パソコン
3 フラワー
4 インテリア
5 医療事務
ずいぶんと違いますよね。当時はパソコンの普及期でパソコンができないと仕事ができなくなる、という脅迫観念があったように思います。また、英会話はブームになっていて、どこの教室も一杯でした(今のピラティスみたい?)。さらに資格系よりも趣味系の講座に人気が集中しているのも特徴です。世の中景気が良くなるとおけいこ、趣味系の人気が上がるようです。
そう考えるとこれからの10年、学び業界もいろいろと変わっていく可能性があるわけです。油断する事なくじっくりと世の中を見回して業界のリーダーシップが取れるように常に精進しなければなりませんね。
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