先週末、弟のやっている箱根のペンションに家族と義母、計6人で行ってきました。
本当は金曜日から行く予定だったのですが、息子が熱を出して中止に。しかし一晩で復活し、お医者さんの許可も出たので、1泊旅行で出かけました。
東京を出る頃は曇りの天気が箱根に着く頃は雨が降り出し、現地は土砂降り、景色も何も見えません。
それでも子供達はペンションで待っていた弟の娘(いとこ)との再会を喜び、はしゃぎ回っています。
とりあえず、部屋でくつろぐ事としました。
弟と会うのは、今年初めてでした。弟の奥さん(義妹)とは昨年7月以来です。
家族が部屋でくつろいでいる間、弟と私はロビーで話をしました。
今回の旅行、実は私が家族を誘ったのです。
理由は弟と話をする時間を持つ為。
夜に話しても良かったのですが、お酒が入る前に真面目な会話をしたかったので、このタイミングでいろいろな話をしました。
実家の両親の事も話しましたが、私が聞きたかったのは、弟が今経営しているペンションの経営状況についてでした。
弟は、4年前に大手印刷会社を退職し、家族共々箱根に移住。学生時代にアルバイトをしていたペンションに雇われ、マスターとして住み込みで働きだしたのでした。
実は私は当初、彼の転職に反対をしていたのです。
理由は、起業するならまだしも雇われ店長では長続きしない、ペンション経営の将来性が良く見えない、等々。
弟夫婦はさんざん議論をした結果、箱根の道を選んだのですから、私がどうのこうのという義理ではないのですが、つい、兄貴風を吹かせてしまいました。
ペンションで働きだして2年以上過ぎた頃、弟は自身で起業して、働いていたペンションの運営をアウトソーシングで受託する、という話を私にしてきました。
この事は、弟が箱根で働くと決めた時に最後に私がアドバイスした方法でした。
今回、弟に聞いてみたかったのは、自身の会社経営の状況と、今後の展望についてでした。
弟は、現状と将来の展望を楽しそうに話しました。
現状の話はそこそこでしたが、今後の展望や方向性は私にとっても興味深いものでした。
いつの間にか弟も経営者としての考え方をするようになっていたのですね。
もちろん、私から見れば戦術は稚拙に思うところがあります、でも弟はやる気一杯で楽しそうでした。
経営者にとって強い意志や周りを巻き込む力は何よりも大切です。
私にはそれが感じられました。私もわずかながら協力する旨を伝えました。
夜になり、私が一人で露天風呂に入って、出てくると厨房で弟と私の娘と弟の娘が話をしていました。
弟にグラスビールをもらい、厨房で酒盛りが始まってしまいました。もちろん子供達はジュースですけど。
私と弟が小さかった頃の話を娘二人は楽しそうに聞いていてくれました。
弟が幻の焼酎を出して来て、飲みはじめたところ、私のかみさんが登場。
弟のかみさんも登場して、計6人、厨房で酒盛りです。
懐かしい話をしながら、春の夜は更けて行きました。
翌日は大雨で、外で遊ぶ事は出来ませんでしたが、星の王子様美術館に寄って帰路につきました。
いろいろな意味で印象に残る旅行でした。
弟夫婦はこれから大変でしょうが、自分達の好きな道なのですからどのような困難にも打ち勝って欲しいと思います。
最後に宣伝。
ペット連れで宿泊施設をお探しの方、家族で露天風呂をお探しなら是非一度、箱根の「コンフォート」にお越し下さい。
シーズー犬の「しず」と私よりもお腹が出ている弟がお迎えいたします。どうぞよろしくお願いいたします。