いきなり変なタイトルで恐縮です!
先週の事ですが。
木曜日夜、風呂から出て着替えていると、洗面台でかみさんが何やら顔に当てています。
一見すると電動ひげ剃りのようなその機械。
まさかかみさんが夜中に電動ひげ剃りを顔に当てているわけもないよなぁと思い、「何やってんの?」と声をかけます。
「ん、これ?イオンを発生させてお肌にしみ込ませているの。」
「イオン?しみ込む?何?」
「だから、化粧水を顔に塗るでしょ、それをこの機械でお肌にすり込むのよ。そうするとお肌がしっとりするの。」
(また、わけのわからんものを買ってぇ。言えないけど・・・)
「そおなんだぁ、なんか良さそうだね。」
と言いつつ、自分の顔を鏡でまじまじと見る。するとやはり40代の肌、かさかさで潤いがない。
かみさんの肌と比べても明らかにかさかさである。
「使ってみる?」
思ってもいない言葉をかけられた・・・
この機械をこの私が使う・・・。お肌の手入れというものに全く興味がなかった私が・・・。
最初躊躇したが、人間の好奇心というのは恐ろしいものである。
「いいの?使って」と答えてしまった。
「じゃあ、まずこの化粧水をたっぷりと顔に塗って」
「これを?顔に?」
手に化粧水を貯めて左ほほにパシャ。若干床にこぼれる。
「そうしたら、この機械で上からなぞる。なるべく下から上へ」
「こんな感じ?」
液体の上から歯のないひげ剃りを当てている感触。なんかゆるい。
「この肌に当てている部分が1秒間に5万回振動してイオンを発生させて肌にすり込んで行くのよ。」
「へえー。なるほどね」わかったようなわかんないような。
左ほほ全体にすり込んで、ちょっと触ってみる。
「おお!しっとりすべすべ。若返った感じ」
ちょっと大げさに驚いてみる。しかし、本当にすべすべなのだ。
「ね、いいでしょ」とかみさんは得意げである。
「ということで、じゃ」
と片付けようとするかみさん。
「ちょっと、左ほほだけしかやってないんだけど・・・」
いくら何でも左ほほだけがしっとりすべすべではあまりにもバランスが悪い。
「あ、そうか。顔全体にやる?」
(当たり前である)
「うん。」
顔全体に化粧水を浴びせ、その機械でぐるぐる回しながらすり込む。
ほどなく、顔全体がしっとりすべすべ。いやー懐かしい肌触り。
その晩はそのまま就寝。
翌日、起きてもお肌はしっとりすべすべ。一日中持続しました。
その後、かみさんはほとんど毎日続けているようで、洗面台に例の機械が置いてあります。
私は、面倒くささと、毎日お肌の手入れをしている自分を想像するとちょっと気持ち悪いので、あの日以来手を付けていません。
でも、またあのすべすべ感は味わってみたいなぁと思う今日このごろです。
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