週末。暑かったですね。
我家の子達は公園にも行けずにストレス状態。
そこで、日曜日、娘の学校の課題図書を探しがてら家族そろって練馬の図書館へ。
子供達とかみさんは子供の本コーナーへ。各々で好きな本を勝手に読んでいます。
かみさんは娘の課題図書探し、大変です。
私は、行くコーナーは決まっています。
日本史のコーナー。そこにずっといます。なので子供たちも迷子になることはありません。
今回、私がかなり長い時間をかけて見ていたのは、太平洋戦争もの。
やはり季節でしょうか、たくさんの本がいつもよりも多くありました。
通常は、古代の本を中心に眺めるのですが、こんなにたくさんあると、やはり目につきます。
特に、写真集的なものが多くありました。
興味深かったのは、マッカーサー・進駐軍が撮った東京・横浜の町、という写真集。
通常、その頃の日本の写真はモノクロですよね。でも、この写真集はオールカラー。
全編カラーで戦後間もない東京、横浜が映し出されていました。
そこに映っている人々や景色は、60年前を感じさせない臨場感がありました。
戦争によって、東京も横浜も大打撃を被り、それでもそこで暮らす市民は一生懸命生きている、その姿を進駐軍のカメラが映していく。
その写真集は時系列でページが構成されているようでした。私は見ているうちに気づきました。
最初の方に映し出されている人々は、暗く、うつろな表情でしたが、後半進駐軍にも慣れてくると明るく、米兵とも笑って話している様子が映し出されています。
最後には、日本から出て行くマッカーサーに対して、行列を作りながら名残惜しそうに見送っている姿が映っていました。
うーん、日本人は適応能力があるというか、なんというか。つい数年前まで鬼畜米英と叫んで戦争をしていた相手にここまで安易に適応して良かったのでしょうか?
進駐軍の写真集なので、自分達に都合の良い部分だけを抽出しているのはわかりますが、それにしても、なんだかねぇ。
その他の戦争関連の写真集も見ましたが、戦争が本当に悲惨なものである事をあらためて感じさせられる写真ばかりでした。
その後、練馬の歴史に関する本を探したり、紀尾井町(当社の所在地)の古地図や遺跡の本を見たり、足立区40年を振返る写真集(私の実家)を眺めたりしてました。
そんなこんなで気がつけば2時間近くも図書館にいました。
子供達も思い思いの本を借りて、満足げに帰路につきました。
図書館は何時間いても飽きません。でもね、もっと日本史に関する本をたくさん置いてもらえないですかね。
その辺がちょっと不満なんですよね、練馬図書館さん。
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