もともと美術の成績はよくなかったんです、学生の頃。
なによりも、絵を描くのが苦手。自慢じゃないですが、下手です。
よくメモ帳とかに落書きってしますよね?犬とか猫とか象とか・・・。
あれができない。いやできなかったんです、今までは。
実は最近、この落書きがマイブーム。
きっかけは、末の娘(1歳半、パパ好き)が、メモ帳とペンを持って来て、「ニャーニャ」とせがんだ事です。
「ニャーニャ書くの?パパが?」うなずく娘。
仕方なく、おっかなびっくり猫を書いてみる・・・・・我ながらヒドい・・・。
あきらかに違う生き物であり、猫ではない!
娘もリアクションに困っている。
これではいけない、娘に認められる猫を書かなくては!
いくつも書いてみる・・・しかし、猫にならない・・・。
何かが違う、根本的に何かが違うのはわかる、しかし、その何かはなんだ!
わからないので、かみさんに見せてみる。
「・・・何?これ?」
「・・・猫・・・」
「地球上にはこんな猫はいない!」
元は広告のデザインをやっていたかみさんは、メモとペンを手に取り、さっくりと猫を書く。
「これが、猫!」
「ニャーニャ!」娘喜ぶ。
「・・・・」
なんか、くやしい。かみさんに負けるのがではなく、娘に猫と理解されない自分の絵心の無さに悔しさを感じる。
再度メモとペンを手にとり、かみさんのを手本に練習し始める。
すると・・・、少しずつうまくなっていく。なんか猫になっていく!
娘に見せると「ニャーニャ!」と喜ぶ。
これはいけるのではないか?もしかしたら、練習さえすれば絵が描けるようになるのではないか?
そんな気持ちが芽生え、それ以来、犬、ウサギ、キリン、狸と描きはじめ、最初はどうにもならなかった絵が少しずつまともになってくる。
人間やる気になればなんでもできる、とはよくいったものである。
今では描きたいと思うものがあると、かみさんに手本を描いてもらい、練習をすればそこそこ描けるようになってきたのです。
この場でお見せできないのは、大変残念ですが、そう言う事で最近は落書きにはまっているというお話でした。