縁のある方の紹介で、今年の初めから、我が母校、立教大学出身の経営者の勉強会に参加をさせていただいております。
私にとっては、月に一回の勉強会がとても刺激的な学びの場になっています。
その勉強会は、立教大学教授の山口先生を囲んでの勉強会なので、本当にしっかりした勉強会で、ただの飲み会みたいなものではありません。
先日も勉強会があり、夕方6時から9時半までしっかりと勉強してきました。
そこでは、様々な経営者の貴重な話を聞く事ができます。経営者の生の話はそれだけで面白いもので、身につまされたり、感心したり、驚いたり、と興味深いものばかりです。
また、先生の話は世界経済の話から人材育成の話まで多岐に渡り、様々な観点でお話をいただき考えさせられる事ばかり。
知らない事を知る喜びに出会えます。
山口先生は、経済学部の教授で、大学で一番大きい教室(学内ではタッカーホールと呼ぶところ)において、満員の受講生が全く私語がなく授業を行う事で有名な先生なのです。
本当にそうなのか?当社のメンバーで大学時代に先生の授業を受けていた事があるという人がいますので、本当?と聞いてみると、本当に私語が無かったですよ、と言っていますので事実なんでしょうね。
私たちが学生の頃には、そのような授業に出た経験はなかった(私の場合は学校に行ってなかった、もしくは授業に出ていなかったのでもっとひどい!)ので、実際にどのように学生達を引きつけたのか、興味がわきました。
そんな声に答えるように、先月、先生は本を出版いたしました。
「聞かせる技術」山口義行著 河出書房新社 ¥1400
この本には、話し方というよりも聞かせ方の技術や考え方がたくさん書かれていました。
読み始めて約2時間で読み終えてしまったので、かなり読みやすい本だと思います。
読後の感想は、「・・・深い・・・。」
私にとっては、この本は聞かせる技術を学ぶという事だけではなく、メンバーとの接し方、ビジネスの考え方についてもいくつかのヒントをもらったような気がします。
私たちのビジネスのように、不特定多数のユーザーを相手にビジネスをする場合、いかにユーザーの目線を集めるか?リピーターを確保するか?が大きなテーマになります。
したがって、「聞かせる技術」や「見せる技術」といったものが、事業推進の大切なスキルとして必要になるのですよね。
本の中身自体は、個人を対象にしていますので、日常の事例や日頃の悩みを元にした話がたくさん書かれています、とてもわかりやすいです。
人前で話す事が苦手、と思われている方にも大変参考になりますよ。
興味をお持ちの方は、是非お読みになる事をおすすめします。
40歳を過ぎてから、急激に学びの意欲が増して来た気がするんですよね、実際。
いろいろな人にお会いして、たくさんの刺激を受けることもありますし、書籍を読む数も増えてきました。
専門の先生にいろいろとご教授いただくことも増えています。
そういえば、私のお知り合いの方には、定年を機会に大学に入られた方や、50歳代で司法修習生になられた方もいますね。
私も10年後には弁護士や教授、もしくはお医者さんを目指してみますかね。
40歳過ぎても、夢は見られますよね!