最近、大学の授業を聴講したり、経営者勉強会に参加したりしてますが、その際に学生の人達とお話する機会があります。
大学4年生、3年生、2年生の彼・彼女達は皆真面目で私の学生時代では考えられないような姿勢で勉強をしています。
もっとも、当時の私の周囲が不真面目な連中ばかりで、他の方々は真面目に勉強されていたのかもしれませんが・・・。
ただ、真面目なだけに、将来についても真剣に考えているようで、大学2年生の時点から就職活動について考えていたりします。
大学2年といったら、何にも考えないで趣味とバイトに没頭していましたがね、私は・・・。
先日も大学2年生の方に就職活動が不安だという話をされたので、「ありのままの自分を出して、将来どのような自分になっていたいかをイメージしてみれば?」などとアドバイスをさせていただきました。
すると、将来の自分なんてイメージできない!とのお答えでした。さらには、今の自分には何のスキルもないし、知識もない、全く不安だらけであるとの事。
うーん、そうか・・・。確かに大学2年生で、社会で生きるスキルや知識があったらそれはそれで恐ろしいが、全く自分に自信を持てないのも不安だよなぁ・・・。
自分が学生の頃ってどうだったのだろうか?
なんとかなるだろうという根拠のない自信と、行き当たりばったりの性格ゆえ、あまりそのような不安に苛まれた経験がなく・・・。
もちろんそういう性格の問題もあったが、当時はバイト先の先輩や大学の先輩、あるいは親の話を通して何となく社会のありようがうすぼんやりと見えたような気がしてたような・・・。
結果的には違う道に進んではいるが、「自分はこういう道で生きて行きたい!」なんて思いは大学2年ぐらいの時にはイメージしていたような気がするなぁ・・・。
今の学生達にはそのような出会いや、イメージするシュチエーションがないのであろうか、と思ったりもして。
いや、イメージだけでは物足りなくて、確かな現実(例えば数値化された偏差値や点数のようなもの)がないと、不安は解消されないのかなぁ?
そんな事を考えたら、アドバイス自体に何か説得力が欠けてしまい、伝える言葉を失ってしまった・・・。
ものすごく真面目でいい子達だし、素直で頭もいい子達なんですよ、皆。
我々大人がもっともっと関わってあげて、将来を考えられるような機会を提供するべきなのかもしれませんね。
もしかしたら、我々の事業にも大きく関わる事かもしれない、などと考えてしまいました。
世の中のニーズに答えるのが我々の仕事ですからね。
さて、en-japan就職サイトにトップインタビューが掲載されました。ご興味のある方は是非ご覧ください。
http://gakusei.enjapan.com/2010/top_view/657/1