先週土曜日。大学の講義を聴講してきました。
最近は、毎週土曜日に聴講生やってます!
この授業は、「事業承継」をテーマにした企画講座で、毎回経営者の方が自分の事業承継についての体験談を進行役の講師とともに深堀している講座です。
先週は、経営者勉強会「巣立会」での先輩Sさんのお話。
以前から何回か、当ブログに登場される、高校時代の先輩Sさんです。
そのSさんのお話を聞かないわけにはいかないじゃないですか!
授業開始10分前には教室入りをしました。
すると、当講座の講師を勤めるS君(彼は高校からの同級生で現在は人事コンサル会社社長)とS先輩が談笑していました。
私が教室に入るなりSさん、S君とともに学校の先輩後輩モードで3人で盛り上がり。周りの生徒さん達はポカンですよ。あれはまずかったかな・・・。
さて、授業が始まり、S先輩の経歴とともに、日々経営者として心がけている事をお話頂きました。
先輩の会社のことで、いろいろと知らなかった事もあり、面白かったのですが、中でも特に感じ入った言葉があります。
1つは、「虫瞰と鳥瞰の視点を持つ」という事。すなわち、目の前を見る視点と俯瞰して見る視点を持つという事。
これは、経営者の視点として大切で、どちらか一方ではバランスが取れないということですね。
もう一つは、「言語化する」ということ。
対する言葉は暗黙知。暗黙知を言語化することで、形式知にする。
なんとなく、今までのやり方を継承することで、その場はうまくこなしていく。それを連続すれば一応は形になっていく。
そんな具合に、仕事でもプライベートでも暗黙知で済ませている事って多いですよね。
すべての仕事がシステム化されていない中小企業や属人的なスキルによって成り立っている事業では、この暗黙知を言語化することで事業継承は随分とやりやすくなるはずです。
でも、言語化ってやろうと思ってもなかなかできないんですよ。トレーニングが必要です。日々意識して行く事が大事。
それ以外にも、様々な点で勉強になりましたよ。
でも、私達には良かったですが、学生の皆さんはどこまで理解したのでしょうか?ちょっと聞いてみたいですね。
それにしても、この授業は油断できませんよ、授業中に講師からコメントを求められたり、スピーカーから質問されたりしますからね。
学生さんの前で間違えるのは恥ずかしいから困るんですけどね、実際。
久しぶりの大学の雰囲気(ちょうどクリスマスの飾りをしている!)はいいですね。
20年前、もっと学校行って、勉強しておけばよかったよ・・・。