先週金曜日から昨日の土曜日まで、全社でキックオフ研修を行いました。
場所は、昨年の夏の研修で使用した府中の研修施設。
毎年行われている期初研修です。
基本的には、各部署の今年の目標をすりあわせて、個人目標に落とし込むまでを行います。
研修スタートまでに、各部門のマネジャーはそれぞれ準備を済ませており、当日はメンバーとの討議がメインになります。
金曜日の13時にスタート。
今回の注目ポイントは、ほとんどすべての部署でマネジャーが変更になっているところでしょうか。
これまでの研修は業務に精通しているマネジャーがメンバーを指導して個人目標に導いていくスタイルでしたが、今回は違います。
マネジャーは自分の方針発表の前にメンバーから現状の問題に関するヒアリングを行う必要がありました。
その結果、思わぬ方向に議論が向かっていく部署もありました。
そういう部署ほど日頃できない話がじっくりできたようで、議論は白熱していました。
ある部署では、社内では比較的おとなしい人が活発に意見を出している。
その目は真剣そのもの。自分の考えを伝えようという姿勢が響いてきました。
その部署のマネジャーはとにかく一生懸命にそのメンバーの話を聞き、自分の思いも熱く語っていました。
そこには、上下関係で議論しているというよりも、どうすれば良い仕事ができるのか、を立場を超えて議論している正しい形があったような気がします。
夕方7時からの夕食時には、討議についての話で盛り上がっていました。
その後部署によっては、夜遅くまで話し合っていたようです。
翌日は、午前中に個人目標をメンバーそれぞれが設定しつつ、自らの行動目標を確認していました。
午後は全員で集まり、チームのリーダー達が方針を発表し、それに対する質疑応答を行いました。
いくつかのチームでは、周囲からの鋭い指摘にたじろぐ場面もありましたが、概ねわかりやすい発表で終了しました。
研修を振返って私が感じた事は、皆それぞれ真剣に仕事に取り組み、それぞれに問題意識を持ってくれている事に対する喜びです。
そして私は思いました。
この若い感性とパワーがあれば、必ずや我々の思いは叶えられるはずと。
創業来、当社は少しずつではありますが、順調に売上を増やしてきました。それは喜ばしいことではあります。
しかし、これからの当社に求められることは、単に売り上げの増加だけではなく、マーケットの拡大であり、社会的役割を担う事です。
このことについて全社で共有でき、実行できる時期になってきたんだという思いがあります。
今回の研修で各部署のやるべき事は明確になったと思います。
後はやるべき事をしっかりとやり遂げることですが、あえて私が注文するのであればスピード感ですかね。
今期からは、今まで以上にスピード感を持って取組んでもらいたい。
もう一つは、前例に縛られない取り組み姿勢です。
せっかくリフレッシュした組織にしたのですから、今までがこうだったからこうしよう!ではなく、こうして見たらどうだろう?というチャレンジをしてみましょう。
上手くいく事も、いかない事もスピード感を持ってやっていけばなんとかなります。
今期はチャレンジできる年になりそうだなぁ、と研修が終わって一日経った私は思っています。