先週の火曜日、毎年恒例のR大Y口先生のゼミ生論文発表があり、我々経営者勉強会のメンバーがコメントをさせていただく機会がありました。
今回は、コメントする側の我々もしっかりと事前準備を行い、質問内容も突っ込んだ内容だったと思います。
私も担当する班の論文内容を熟読し、質問内容を事前にいくつか用意をしておきました。
結果として、学生の皆さんは、我々の意地悪な質問も含めてしっかりと受け止め、真摯に答えていました。
班によっては、質問者の迫力に負けそうになったり、ちょっとまごつく場面もありましたが、おじさん達の執拗な質問に頑張って対応していましたよ。
その後の食事会では、学生さん各々のお話が聞けて楽しかったのですが、気になる事がありました。
それは、現在の3年生がとても元気が無くなっている事。
今回の論文作成の中心となった3年生、本来であれば、もっと元気があって良いと思うのですが、なんか不安そうな表情。
聞けば、就職活動に苦戦しているとのこと。
やっぱりね・・・。
書類選考で落とされてしまって打つ手がない、という悲痛な声には同情せざるを得ません。
発表会での彼ら、彼女らの姿を見れば、採用担当者としては「是非会ってみたい、話してみたい」と思うのに違いないと思うのですが・・・。
そのような話を聞くたびに思うのですが、3年生のこの時期に本格的な就職活動をしなければいけないこの状況がちょっと異常なのではないでしょうか?
まだ、学生として勉強の総仕上げができていない状況で就職活動。
当然、自分自身のやりたい事を見つけることや自身の振返りもできていない。
こんな状況で、選考を受けて果たして本当に自分に適した仕事に就けるのでしょうか?
我々が就職活動を行っているころは、就職協定なるものがあってあまりにも早期な採用活動はやめようという動きがあったはずなのですが、今はそのような動きもなく・・・。
できれば、せめて3年生までの間は勉強に集中させてあげたいです。
せっかくの、学びの機会なのですから、できるだけ有意義な時間にしてあげたいじゃないですか。
我々大人でなんとかできませんかね?
それにしても、今の学生さんは良く勉強しますよね。
発表会の後でS先輩ともお話をしましたが、我々の学生の頃には絶対にあのような発表はできなかったであろうし、そんな勉強もしていませんでした。
であるが故に、今頑張っている学生さん達にもっと自由に伸び伸びと「働く」事について考えてもらいたいです。
その方が、結果的には離職率も下がり、優秀な人材を育成することもでき、社会の為になると思うのですが・・・。
皆様、いかがでしょうか?