今回はちょっと言っちゃいますが。
最近の学生さん達は良い子が多いんですね。
「入社してどんな仕事をしたいですか?」などと質問すると。
「社会の役に立つ仕事をしたいです」や「他人の役に立つ仕事をしたいです」
などと答えてしまう。
さらに突っ込んで聞いてみると、社会貢献や社会支援の話になってくる。
別に悪くはないし、間違いじゃない。
今年の会社説明会では、私も新人時代に周囲の事を意識して仕事をしていた、という事を話しているので、その影響もあるのかもしれない。
でも、説明会では語っていないけど、私の新人時代はものすごく売れない事を悩んだし、売れるように努力をした。
今振返れば、当時は「一人前」に見られるように精一杯の努力をしていたと思う。
だから当時は他人のためとか社会のためよりも「自分のため」に仕事をしていた。一人前になるためにね。
入社してすぐには、誰でも他人の役に立たないし、ましてや社会の役に立つなんて数年かかるわけだよね。
だったら、面接の時には、もっと自分を出してみないかい?
「こんな仕事していたい!」とか「なんでもやりますよ、成長するためなら!」
なんてこと、言ってみたらどう?
数年前の学生達は言ってたよね。
自分の言葉で正直に自分を出している学生の方が好感もてるよ。
「社会のため」ってさ、会社が言うのはいいと思うんだけど。
学生や新人が言う事じゃないよね。
だって、まだ一人前じゃなくて会社に食べさせてもらってる状態で「社会のため、他人のため」なんて言ってる場合じゃないでしょ。
まずは、自分の給料分稼げるようになってから言おうよ。
時勢の話だけど、今やってるワールドカップでもさ、「チームの為にがんばります」なんて言っても点入れなきゃ勝てないでしょ?
個人プレイでもなんでも、点入れて試合に勝たなきゃ次はないわけでしょ?
会社もそうでね、売上げて利益出さなきゃ次はないんだよね。
いくら社会の為って言っても会社が無くなっちゃしょうがないでしょ?
皆にも、もっとハングリーに生きて欲しいんだよね。
今の世界、日本はそんな状況だよ。
「社会のため、他人のため」で生きていける状況じゃないんだよね。
自分が自分のためにどう生きるのか?もっと問うてよ、自分に。
一人前の大人にならなきゃ、誰も頼らないし頼れない。社会のため、他人のためにも仕事はできないよ。
という事で、あえて言わせてもらうけど、「学生達よ、もっと現実を見よ!そしてハングリーに生きよ!」
草食な若者が増えているようだけど、ここは積極的に肉食的な自分を見つけてみては?
必ずどこかに眠っているはずだよ、肉食な部分。
まずは、自分の事を必死に考える。そんな事から始めて見てはいかがだろう?