走ってきました。河口湖マラソン。
フルじゃなくて湖1周コースなんで、27キロだけどね。
タイムはたいした事ない・・・。けど、膝の古傷と戦いながらも完走できたことは「自分を褒めたい」。(ちなみに、大会ゲストに有森さん来てたけどね)
まぁ今回はそのドキュメントと感じた事を少々書いてみようかと。
河口湖マラソンのスタート時間は朝の7時半。当然前泊。
河口湖のホテルが一杯だったので山中湖のエクシブに。
土曜日の昼頃東京を出発し、河口湖の選手受付に向かう。
そこで、ゼッケンをもらい、必要と思われるものを購入したり、もらったり。
今回、思わず衝動買いしたのが、SAVASの「完走セット」なるゼリー状の栄養ドリンクセット。
実はこれが本番で思わぬ効果を発揮する!
諸々の用事を済ませて、山中湖エクシブへ。
山中湖から河口湖までは車で30分強かかる、結構遠い。
本番に向けてランナー用チップを靴に結び、ゼッケンをシャツに安全ピンで止める。
準備OK。
晩飯は、それまでのタンパク質中心の食事から解放され、肉も入るメニュー。前夜祭だ!
白ワインもいただき、良い気分でご就寝。11時30分には床に入る。
途中、ちょいちょい目覚めるも、5時には起床。
5時半にはホテルを出発し、車でスタート地点へ向かう。
駐車場が無い中、S君の機転でなんとか駐車。6時半過ぎにスタート地点に。
実はここで昨日購入した「完走セット」がお出ましになる。
スタート2時間前と1時間前に飲む栄養ドリンク(ゼリー)があり、指示通りにいただく。
朝の5時から食事がのどを通るわけがない。ゼリードリンクは良い!
何か、やれそうな気がしてくる。
朝日と富士山を眺めながら、スタート時刻を待つ。
7時10分。選手集合。スタート地点に向かう。
が、人が多すぎて指定のスタート地点にたどり着く事は不可能。
途中で諦めて、フルマラソンのスタート地点からスタートする事に。
ここで、SAVAS指定のスタート直前の顆粒の栄養サプリ?を飲む。
いざ、スタート!
が、寒くてトイレに行きたくなり、スタート地点直前のトイレに駆け込む。
気を取り直して、スタート。
27キロの旅が始まった!
それにしても、人が多い。1万4千人の参加者らしい!
最初の5キロは人だらけ。でも快晴の空に富士山が眩しい!なんとも神々しいではないか!
今回、自分の中で決めていたテーマは「あと何キロ走るのか」と思わない、「もう何キロ走った」と思おうという事。
長い距離を走る時には「あと何キロ」がとてつもなくめげる。
10キロ走っても残り17キロと思うとつらいでしょ?
「もう10キロ走ったんだ!」と思うと気持ちが前向きになるからね。
それを心がけた。
それと、なるべく視点を上げて景色や周りの雰囲気を感じようと思った。
苦しいと足下ばかり見るでしょ?
苦しい時こそ、上を向こうと思ったわけ。
それと、SAVASの言う事を聞いてみようということで、10キロを越えた時点でエネルギー補給ドリンクを投入してみた。
するとね、15キロ地点までが結構楽で、ハーフマラソン地点(21キロ)まではあまり苦しまずに来れた。
いや、もちろん苦しいんだよ!だけど、栄養ドリンクや心がけのおかげで、いつものハーフよりも少し楽だった、という事よ。
しかし、悪魔は突然やって来る。
左膝が、ハーフ地点を越えてから急激に痛み出す。
当初の不安が的中した。左膝は常に爆弾状態なのでいつ痛くなっても仕方がない。
それが残り6キロでやってきた。
この膝は10年以上前の河口湖マラソンで痛めたもの。
因縁の痛みである。
しかし、ここまで来て棄権はできない。
なんとかして走り通したい。足を引きずってでも。
幾度となく立ち止まり、屈伸、マッサージを繰り返す。
しかし、絶対に歩かない。歩いたら負けのような気がしたから。
左足を引きずりながら、残り5キロ、4キロ、3キロ、と距離数が書いてある看板を目指して走る。
それまでのペースであれば、結構良いタイムも期待できたが、膝の事を考えたらとにかく走って完走することを考えた。
一緒に参加している若手メンバーに抜かれることも覚悟した。
たとえ一番最後になったとしても走ってゴールしたい。
残り1キロ。ゴールは遠くに見えてきた。
とにかく膝が持ちこたえて欲しい。
もしかしたら、若手メンバー達がゴール地点で出迎えてくれるかもしれない。
そのときは、顔を歪めて苦痛の表情でゴールしようと思っていた。
が、ゴール地点に若手の姿がない・・・。
オイオイ、随分と薄情じゃないか!人がゴールの演出まで考えていたのに。
まぁいいや。ということで荷物置き場に向かう。
すると、若手メンバーのコートがある。全員分。
あれ、まだゴールしてないのかな?
ベンチコートを羽織り、ゴール付近に目をやると若手の一人がゴール。
あら、自分が一番早かった?そんなわけないでしょ、あんだけ途中止まって屈伸してたんだから。
しかし、実際のそのようでその後も続々とゴール。みんな結構「しんどかった」との事。
ということは、やはりSAVAS効果があって、全般的に楽にレースでができたということなんだね。
なるほど。SAVASすごいね!ありがとうね!明治さん。
全員がゴールして、それぞれの武勇伝を聞くのは楽しいもので。
「膝が・・・」とか「足の裏が水ぶくれで・・・」とか、いろいろな事件があったみたい。
でも、全員が完走。初めて長距離を走った人が多いのに、これはすばらしい!
良く頑張った!おめでとう!
完走祝賀昼食で、初ラン二イングの女性達に感想を聞くと。
「感動した」「楽しかった」「また走りたい」といううれしい言葉が。
彼女達の表情には、目標を見事達成した充実感と達成した自信がみなぎっていた。
そう、ランニングの楽しさって誰かとの競争じゃなくて自分との戦いができること。
途中歩いたり、やめたりすることもできるのに完走する。
誰のためでもない、自分のためにね。
それって、自分の甘さに打勝つってことだし、やり遂げた事が大きな自信になると思う。
だから、また走りたくなる。
帰りの車で、足をさすりながら次回のラン二イングの話をする皆さんは素敵でしたよ。
また、やりましょう!次回はもうちょっと距離を増やしましょうか?
大丈夫、あなた方ならできます。そのための努力もする人達ですからね!
パセリランニングクラブはこれからも活動していきますよ!
2週間ほど休養を取ってから、また再開しましょう!
しかし、その前に自分の膝を直さなくちゃね。大丈夫かな・・・。