忘年会も終わり、年末、期末モードまっしぐら。
今週は、2011年カレンダー(名入れ済み)が納品された。
そして、もうひとつ。お客さん向けの広報誌「季刊パセリ」が納品。
数年前にも当社の活動内容を伝える広報誌「季刊パセリ」は3ヶ月に一回発行されていたが、途中休刊。
久しぶりの復刊ができ、感無量。
納品後、若干の訂正があり、すぐには配布ができなかったことは、久しぶりの紙媒体に油断した自分の責任。
紙媒体は怖いね!訂正が大変だよね!
さて、この季刊誌。実はとっても「思い」がこもっている。
自分がこの「学び業界」で仕事をさせてもらうようになって15年。
学び情報雑誌の創刊が最初の仕事。
それ以来、ずっと関わってきた「学び業界」
景気の状況に左右されない業界として、比較的安定成長してきたこの業界も、ここ数年は不況の影響を受け始めて、厳しい状況がところどころに見られるようになってきた。
業界全体に変革の波が訪れそうな状況である。
そんな中、自分や当社が何かできることはないだろうか?この業界で生きてきた人間として役に立てる事をしたい。
そんな思いからこの「季刊パセリ」を再発行することにした。
内容としては、今の学びの現場で活躍する姿、その思いのリポート。
我々でなければ把握できない各種データのフィードバック。
当社の取組みの近況、そしてお客様へのメッセージ。
16ページという少ないページではあるが、我々の思いがギュッと詰まった一冊になっているはず。
現場の取材もさせていただき、お客様にもご協力をいただいた。
構想から実に6ヶ月?を経た発行となった。
学び業界で働く方々には是非手に取っていただきたい一冊である。学び業界以外の方もね!
ご希望の方は、是非当社にご一報を!もちろんこのブログへのコメントでいただいても構わないです。
1社に1冊、とはいわず何冊でも、もちろん無料、送料もね。
しかし、新しいことをやるというのは、なかなか難しいもので。
社内、社外的に協力がなかなかいただけなかったり。
そんな中、企画当初からしっかりとやってくれたスタッフには大変感謝です。
当社で「紙媒体」の制作に関わったことのある人は自分だけ。
スタッフの最初の仕事は、用語の理解をしてもらうこと。
「台割」「ノンブル」「割付」「色校」「文字校」それらの用語はWEB業界にはないわけで。
さらに、自分の指示は抽象的だったり、曖昧だったりするので、スタッフは自分で勉強し、他誌を参考にしたりして、見よう見まねで「見本誌」まで作成していた。
それを外部のデザイナーに発注。初めての行程の中でもデザイナーの出来に満足しないとやり直しをさせるあたりは、この仕事へのこだわりを感じた。
自らもこの仕事を理解しようと、陰ながらいろいろと勉強をして努力をしていたスタッフの事を自分は知っている。
そんなこだわりと努力の結果がこの1冊だと思う。
慣れない仕事なので、時間も手間もとってもかかったけれど、本当に素敵ないい仕事ができたよね。
こういう仕事をすることで、我々がお客さんにどのような態度、姿勢で望むべきかを深く理解してもらえる気がする。
自分も久しぶりの紙媒体の仕事で、テンションの高い仕事ができた気がする。
早速、先週には営業マンがお客さんに持参したらしい。
お客さんの反応はよろしいらしく、当社の考えや取組みが理解していただけるようで。
そういった声を聞くと、本当に「やってよかった」と思うよね。
日々、決まった仕事をしっかりとやることもとっても大切なことで、それがなければ会社はうまくいかない。
一方で、新しい仕事については、取っ付きにくく、苦労も多い。
だから、その仕事の意味や意義がわかってもなかなか「やります」とは言えるものではない。
しかし、そんな新しい仕事を自らやろうとする勇気は讃える価値がある。
そして、それを自ら努力してやり遂げるということは、何倍もの価値がある。
自らの中にも新たな発見があったであろうし、それが自己改革になるんだと思う。
「ひとつの仕事」にそこまでの思いや価値があるのか?
あるんだと思う。
誰にでも「きっかけになる仕事」がある。
個人にとっても会社にとっても。
「ひとつの仕事」によって、大きく変わっていく個人も企業も、今までいくつか見ているからね。
新しい仕事が何でも成功するわけではないけど、その仕事によって自らが成長し、変化する事が一番大切な事のような気がするが、いかがだろうか?