最近思うのだが、会話が苦手な人が増えてないかな?
面と向かって話をする。対話をする事がどうも苦手という人が増えている。
社内でも、営業でも、採用面接でも相手ときちんと会話できる人が減ってると感じる。
これって由々しき問題。
SNSサイトでは饒舌に会話できる人が、リアルの社会ではまともに会話ができない。
表層的な会話にとどまる。
本当に身近な人となら会話ができるのかもしれないが、ちょっと距離があると会話が成立しない。
どうしたもんかね?
ところで、会話することはなぜ必要なのか?
最近では営業もメールやFaceBookで済ましてしまうくらいなんで、あえて会って話す必要もないって思うかな?
ITバブルの頃、雨後のタケノコのように会社ができ、営業効率化の名の下に営業マンを削減し、メール営業だけで商売をしようという会社がたくさん出現した。
現在、そのような会社が生き残っているだろうか?
まともに生き残っている会社を自分は知らない。
やはり、お客さんと会って、腹割って話をしなければ商売はうまくいかない。
なぜなんだろう?
それは、信頼関係が生まれるか、否かなんだろうね。
会って、お互いの顔を見ながら話をする。
表情や声、仕草、態度によって誠意が伝わる。
相手の自分に対する気持ちが伝わる。
関心があるのか、ないのか。
「この人ならここまで話をしてもいいかな」
「こいつはこれ以上話しても分かり合えんな」
などなど、様々な思いが発生する。
相手に対してプラスやマイナスの感情も抱く・・・。
待てよ!
なるほど、これか!会話すると相手に対してプラスやマイナスの感情を抱く事がある。
それは、同時に自分自身も相手に何らかの感情を抱かれている可能性がある。
だから、恐れている。
きちんと話をする、腹割って話をすることで、相手にマイナスの感情を抱かれるのが怖い。
だから、きちんと会話をすることに躊躇する。
なるほど、会話が苦手というのはそんな背景もあるのかもしれない。
メールやSNSでは、顔が見えないから表情も読み取れないし、後から説明を加えることもできる。
でもどうだろう?
相手にどんな感情を持たれようとも、きちんと会話することの方が良いと思うな、やっぱり。
相手に何らかの感情を持たれても、わけわかんない奴と思われるよりも良いんじゃないの?
いやなら無理やり付き合う必要もないでしょ?
たとえそれで商売がダメになったとしてもね。
それよりも、まともに会話できない相手と一緒に仕事するのって違和感を感じる。
正直言えば、自分だってメンバーやリーダー達との会話に恐ろしさは感じるよ。
「こんな話をしてどう思われるのか?反感かうかな」なんて思いながら話すこともある。
でも、必要な事だと思うし、伝えなければいけない事だと思うから話す。
その時のリアクションが薄いと、本当に不安になるよ。
「本当はどう思っているのか、言ってくれ!」と思う。
何か言えない思いを抱えているとしたら、気持ち悪いじゃない!
もしも、会話することに臆病になっているのであれば、恐れないで欲しい。
会話は、相手を受け入れる事であり、自分を表現することであると思う。
そのことから逃げてしまっては、一人前の大人にはなれないと思う。
信頼関係を構築したいのであれば、会話を大切にしてもらいたい。
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