先週金曜日、毎年恒例の社内忘年会。
今年はやっと正真正銘全員が参加するライブになった。
10月から本番までの約2か月間、会社の会議室をスタジオにして、皆良く練習をした。
今回は初めて楽器に触れる人もいる中、本番はかなりしっかりした演奏だったと思う。
社外の人達は「良くここまで練習したね、すごい!」「なぜここまでやれるのかな?」などと感心しきり。
確かに、ここまでやる会社はそうはないだろう。
はっきり言って、自分もちょっと思ってる。
全員参加でバンドをやるなんて、トップのエゴじゃないか。
自分がやりたいからやらせてるんじゃないか、って。
メンバーの中には、嫌々付き合っている人もいるのかもなぁ、なんて考えたりもした。
正直言うと今も思っている。
でも、これだけは言いたい。
このライブを通して、皆いくつかの事を学んでいるはずだと。
楽器に初めて触れた人。2か月前にステージに立つ自分が想像できたであろうか?
途中で限界を感じたり、本当に自分が演奏できるのか自信がなくなったりしたであろう。
しかし、それでも一生懸命に練習したあなたは「自分の限界を超える」経験をしたはずだ。
20歳を超えた大人が新たなチャレンジをする。貴重じゃないか。
ステージに上がって、皆の歓声を受ける。快感じゃないかい?
やればできるんだよ。初めからあきらめていたり、途中でやめてしまえば、その快感は得られなかったんだよ。
もうすでに楽器の演奏を経験しているあなた。
前回に比べてどうだった?自分の技術がレベルアップしているのがわかるかい?
わかった人、ここまでうまくなれれば満足って思えたかい?
もっとうまくなりたい、なぜもっとスムーズにやれないだろうって思わなかった?
それって、向上心だよね。一つの階段を上るともっと上まで登りたくなる。
もっと観客の喜ぶ声が聴きたいだろう?盛り上がった姿が見たいだろう?
バンドだけじゃない、仕事だって生き方だってそうだと思う。
やってみなければわからない、初めから諦めていたら何も始まらない。
やってみたら見える世界もある。
そうして、一度でも成功体験を積めば向上心が芽生える。
今の自分の技術に満足しない。もっともっとの気持ちが強くなる。
周りの人達に影響を与えるような仕事や生き方をしたいと思うんだよね。
それに、バンドは一人では成り立たない。
経験者も初心者も得意な人も不得手な人もいる。
その人達が一緒になって音楽を奏でる。
チームワーク、周囲に対する思いやり。
良い音楽を創るにはそのあたりも大切。
そんな事もバンド経験から読み取ってもらえたら良いよな。
ライブが終了して2日、皆はどう思っているのだろうか?
来年もまたやりたいと思っているのかな?
自分としては今回の演奏に納得がいっていないので、来年はリベンジしたいと本気で思っている!
向上心はあるんだけど、いまだにうまくならんなぁ、困ったもんだ。
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