先週は何人かの経営者の声を聴く機会があった。
1人は取材で、もう1人は周年記念パーティーで、パーティーでは何人かの経営者の方とも言葉を交わした。
で、あらためて思ったんだけど、今の時代の経営者に必要なモノってなんだろうってこと。
世界的に経済は混沌としていて、日本では政治に対する信頼性も低い、地震や原発などと社会不安の要素も多く存在する。
大手企業の赤字が新聞紙上を賑わし、倒産する企業も増加している。
そんな中でも経営者は会社を守り、育てなければならない。
大変な時代だよね。
だから、あらためて経営者に必要な力とは何かを考えた。
自分は長い事、それはマネジメント力なのかな、と思っていたが。
なんかちょっと違う気がしてきた。
マネジメント力よりもむしろ強いリーダーシップなのではないかと。
長年マネジメントについて考えてきたし、勉強もしたし、会社で実践してきた。
確かにメンバー育成や組織の活性化も必要ではある。
しかし、混沌化する社会の中で、部下の成長を促し、メンバーに判断することを任せるのは酷だろう。
失敗を恐れるな、と言っても状況を把握するのが難しいのだから、様々な局面で自ら判断・決断することは難しくなっているのだろう。
やっぱり、判断・決断するのはトップの役目。
組織のメンバーは自分のリーダー(経営者)が今の現状をどのように捉え、どのように判断し決断をするのかを注意深く見ている気がする。
結果的に、部下の自主性を重んじるボトムアップ型マネジメントというのは、今の世の中では難しくなっているのだろう。
トップダウンでも良いから、リーダー(経営者)からの明確なメッセージが必要になっている気がする。
で、リーダーシップで必要な要素について考えてみた。
1 状況判断すること。
2 決断すること。
3 推進すること。
今という時代をどのように見るのか?そして自ら決断する道はどこなのか?決断しても実践しなければ意味がない、誰が実践するのか?リーダーはそれぞれに責任を持って取り組まなければならない。
経営者というのはいつの時代もそのような事を求められてきたのだろうけど、やさしいだけのリーダーシップでは乗り越えられなくなってきたようだ。
ということで、ますます経営者のリーダーとしての役割が大切になってるな、と感じるこの頃。