全社研修が終了し、新体制で本格的に動き始めた月曜日。
改めて状況を確認してみると、主力商品の売上が芳しくない。
自社商品の売上が芳しくない時にいくつかの原因が考えられる。
1 営業マンの動きが悪い(訪問件数が少ない)
2 提案方法(プレエンテーション)がうまくいってない。
3 商品がクライアントニーズに合っていない
1、2は比較的軽い処方で改善できる。
やっかいなのは3の場合だ。
大鉈を奮って改革を行なわなければならない。
残念ながら、今回の我々は3が原因であるようだ。
その事に今まで気づかなかったのは、自分の責任。
しかし、反省しているだけでは前には進めない、早急に対応しなければ。
今の商品の何処に問題があるのか?
求められているものはなにか?
新たな商品は誰が開発し誰が運営するのか?
どの層のお客さんに提供するものか?
誰がどのように営業活動を行なうか?
それら見直し速やかに実行しなければならない。
とはいえ、実際に進めようとすると必ず抵抗勢力にぶち当たる。
新しい試みには抵抗勢力は当然ある。
一番面倒な抵抗勢力は自分自身。
現状を変えるということは、ある意味自らを否定するということ。
良かれと思ってやってきた事を否定する。
自問自答しなければならない。
社会や市場を見回さなければならない。
お客の立場にならなければならない。
営業メンバーの気持にならなければならない。
関係各部署との調整も必要だ。
そういう面倒にはなるべく近寄りたくない思いが自らの中にある。
しかし、現状はそんな思いを許さない。
早急に市場にマッチした商品を開発しなければならない。
一人で考えていても仕方ない、現場のメンバーに意見を求める。
すると、皆様々な打開策を持っていた。
問題意識を持って日々動いていたのであろう。
なるほど、これこそが市場の声だ。
結果的に思ったよりも早く、そして的確な商品変更と開発ができた。
そして、更なる魅力ある商品の方向性も見えてきた。
心なしかメンバーも元気になってきた気がする。
今期は始まったばかり、過去にこだわらず勇気を持って新しい試みにチャレンジすること。
言葉にするのは簡単だけど、実際に行なう事は誠に難しい。