春の嵐、咲き始めの桜の花びらたちが雨で濡れたアスファルトに叩き付けられている。
春雷の夜空を見上げると、季節の変わり目を感じさせる。
春と言えば、何か新しい事してみたいな気持ちになる。
当社では引っ越しが流行中。
結婚式もあった(あまり春は関係ないか?)
世の中的には卒業式だったり、来週は入学式だったり。
当社では明後日1日は入社式。
新たなメンバー2名が加わってくれる。
楽しみ。
先週、新しいパソコンも届き設定も済ませ机のレイアウトも変更し、準備万端。
新入社員研修の段取りも確認、新人歓迎会の準備もOK。
入社式の段取りも確認した。
さて、新人二人は今どんな気持ちだろうね?
不安、緊張、期待?
それのどれもだろうなぁ。
大丈夫、受入れる方も同じ位緊張しているし期待している。
それに「自分はちゃんとした社会人に見られるだろうか?」
なんて不安を持っている先輩もいたりして。
とにかくも、春は期待も緊張も不安も一杯なのだ。
そう言えば、20数年前の自分たちの入社式。
20名以上の同期が挨拶をした。
その時に自分は「営業マンとしてNo.1を目指します!」
などと宣言して失笑を買ったなぁ。
今考えると不安感からのイキッた態度をとっただけだったのだが、後々先輩から突っ込まれた。
実際のところ、在籍中にNo.1営業マンにはなれなかったけどね。
それはそれで良いんだろう、新人なんてイキってなんぼ、みたいなところがあるし。
しかし、言の葉とは恐ろしい。
制作志望で入社したはずが、営業配属になった不安から言った言葉が社内的に有名になり注目され営業職として育てられた。
No.1ではなかったけど、それなりのスキルを身につける事ができたのは大きい。
入社時に毛嫌いしていた営業という仕事が結局身を助ける。
社会人になって20年以上一端にやって行けているのも営業職のスキルがあるからだ。
もちろん、営業職がすごいとか言ってるわけではなく、何らかの一端ができれば良いんだろうという事。
自分はこれだ!が持てた人間は強い。
頑固になったら困り者だが、自信をつけるのは良い事だ。
なんでも良いのだ、アポイント率No.1でも訪問件数でも、作業スピードでも文章力でも。
勘違いでも良いから根拠のない自信を持って、生意気を言いなさい。
「自分は何も出来ない無能力者なので黙って言われた事をやります」
なんて言ってたら楽しくないだろう。
人生を楽しむ、仕事を楽しむ、状況を楽しむ。
大丈夫、勘違いの自信で高くなった鼻は、世間の荒波を乗り越えた先輩達がしっかり「ポキッ!」と折ってくれる。
安心して伸ばしたまえ!
春はいろいろな草花が芽吹く、新しい芽を育てるは周りの我々だ。
さぁ出て来い!新しい芽よ、待ってるよ!