ネット時代になって、便利になったのは良いのだが選択肢が増えたのが厄介だ。
目的地に行く為にGoogle Mapにナビを依頼すると、幾つものルートが示される。
「いやいや、普通このルートは使わないだろう」
などというルートも示されるから便利というかやさしいというか。
しかし、たまにこの“幾つものルート”が役に立つ事がある。
「あ、このルートで行けば途中で用が足りるではないか!」
などと発見があったりする時だ。
なるほど、検索から発見するというのもアリなんだな。
様々な問題がこのようにネットで検索して解決できれば良いのだが実際はそうでもない。
ネットの事業をしているとお客様から様々なご相談をいただく。
「自社のHPにもっと人を呼びたいんだけど」
「ネットで生徒を集めたい」
「ネットショップの売上を上げたい」
Google先生のようにいくつもの道筋を示せれば良いがそうはいかない。
なぜなら答えの選択肢が多いのでいきなりの正解が難しい。
HPに人を集める手段というのはいくらでもある。
無料の施策から有料の施策まで。
無料の施策はその分力技が必要だったりするし、有料の施策もピンからキリまである。
大切なのは人を集める目的を明確にすること。
「とにかく見てもらえれば良いのです!」
自己満足の為のサイトであればそれでも良いのだろうが、ビジネスを考えるのであればそれではダメだ。
何らかの会員を集める為であれば、なぜ会員を集めているのかを明確にしなければならない。
会員になるメリットをユーザー目線で検討されていることが大事。
せっかく人を集めても魅力ある商品でなければ労力と宣伝費の無駄遣いになる。
生徒を集める場合もネットショップの売上を上げる場合もそうだ。
自分が提供するプロダクト(商品)のコンセプト(目的)が明確になっている事が大切。
人の集め方はプロダクトによって変化する。
当社運営の「BrushUP学び」のように資格を取りたい人を集める場合。
売上だけを考えればとりあえず人数を集めれば良いのだが、そんなことをすれば顧客からの信頼を失う。
入校意欲の高い人だけを集める為にはそれなりの工夫が必要だ。
当社のプロダクトは「入校率の高いユーザーのリスト」である。
その獲得の為に集客の方法を考えて実行している。
では、それらの施策は常に誰かが教えてくれたのだろうか?
マニュアルに従えば効率的に実践できたのであろうか?
答えは否だ。
誰もやったことのない手法を試し、失敗を繰り返して成功を導きだす作業を実践してきた。
思考する→実践する→失敗する→検証する→思考する→実践する→検証する→・・・・たまに成功!
他人のやった事のないことをするためには、これらをあきらめずに繰り返す「忍耐力」が必要だ。
成功を積み上げて自分たちの力にしていく。
プロダクトによって集客の方法は変わる、これが正解!という答えはない。
だからこそ、自らが産み出すプロダクトのコンセプトについてこだわる必要がある。
Google先生でも簡単には検索結果に出せない問題もあるんです!
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