「やっててよかったなぁ。他の人よりも30%くらい余計に楽しいかも」
週末土曜日。日比谷野音にて「クリエイション&ショーグン(SHOGUN)」のライブがあった。
そのライブを見ながら、ふっと思った事だ。
“やっててよかった”は音楽、“30%くらい”は楽しめるポイントの数。
ショーグンは高校生の頃に音楽部の先輩達が演奏してるのを聞いて知ったバンド。
先輩達の演奏するショーグンの曲がカッコイイのなんのって。
その時に演奏していたのは「As Easy As Make It」っていう曲。
「いつかはあんな曲できるようになりたいなぁ」などとドラム初心者の自分は憧れたものだ。
結局高校生の頃は同級生にショーグン好きがいなくて(ていうか難し過ぎで)コピーすることはなかった。
そのショーグンさん、1970年代から活躍されているおじさま達だ。
当時はテレビドラマのテーマソングをやってた、松田優作の探偵物語のテーマソングとか。
いわゆるAOR(アダルトオリエンテッドロック)といわれる分野の音楽で、かっちょいい。
当時大学の軽音楽部にはショーグンコピーバンドが量産されていた。
このバンドは幾度かのメンバーチェンジを繰り返し、いつの間にか解散。
しかし、近年再結成して新しいアルバムも発売。
今回のライブは昨年ニューアルバムを出した記念だったらしい(出したの知らんかった、汗)
実は自分も再結成当時(5、6年前?)から再度ハマりはじめ、昔のアルバムのベスト版などと大人買いして密かに楽しんでいた。
だから曲はかなり知っている。
昔の曲を演奏してくれると、とてつもなく嬉しい。
知ってる曲は「エアドラム」で盛り上がる。
だって知ってるから「キメ」や「ブレイク」ができるんだもん!
ドラムの「岡本さん」の演奏が好きなんで、どう叩いているかなんてのも見てる。
「へぇ、このフレーズはこう叩くか!」などと“釘付け”ですよ。
ということで、音楽やってると30%くらいは他の人よりも楽しめてるかなって思った。
なんでショーグンで?
だって、みなさん相当の“おじさま”だよ。たぶん還暦レベル。
「この歳まで音楽できるんだ!」って思ったんだよね。
子どもの頃憧れてた人が昔と変わらずにかっこ良かったら、嬉しいでしょ?
自分もかくありたい。いつまでもかっちょいいバンドおっさんでありたい。
強く思ったね。
自分は高校生の頃、たまたま周囲が音楽やる人が多くて思わず音楽部に入部。
へたくそドラムを3年間練習して、それなりに。
大学行ったら他の事やろうかと思ってたらK先輩に「ドラマー足りないから来い」と言われ軽音楽部へ。
しかし、喧嘩してやめた。
このままじゃ悔しいからって高校の頃の仲間集めてバンド活動。
学生時代はバンドとバイトしかしてなかった。
社会人になっても数年はバンドやってたけど、皆仕事が忙しくなって自然消滅。
普通はここで音楽活動終了。
でも自分は違った。
会社にセミプロキーボーディストMさんがいた。
自分がバンドやってたのを知ると「とりあえずパーティーバンドやるぞ!」と会社のイベントで演奏する機会をくれた。
その後、Mさんのバンドを手伝うようになり、そこはかとなく音楽活動継続。
しかし、自分が退社しMさんも転職しバンド活動も停止に。
さて、これで「タイコ叩く事はなくなるかな」と思った。
しかし、それから間もなく社内で「忘年会でバンドやりませんか?」と声が上がる。
まぁそれならやってみるかと社内メンバーの経験者を募り、足りないパートは昔の仲間の手を借りてライブハウスを借りきり忘年会。
それが恒例行事になりもう10年近く続いている。
多少のブランクはあったけど、細々と続けてきたバンド活動。
好きな事は何となく続けて行けばそれなりに楽しい事が増えて行くんだなぁ。
いまだに練習すれば多少はうまくなっていく気がするし。
今日も昨日聞いた曲を「電子ドラム」で練習してみた。
うん、もっとちゃんと練習すれば今ならできそうな気がする。
ということで、今年はバンド活動再開しようと思う。
いつまでも「忘年会バンド」だけじゃねぇ・・・。
曲の構成もなんとなく浮かび始めてるし。
学生時代のバンドを再結成しますかねぇ、それとも全く別の?
空想は広がる。
やっぱり「やっててよかった!」だな。
おまけ:ショーグンライブのゲストで原田真二が「タイムトラベラー」と「モダンビジョン」歌ってた。かっこ良かったなぁ。そういえば昔のバンドでモダンビジョン演奏したなぁと思い出した。でもみんな知らないよね?