5日の仕事始め、恒例の初詣。
昼に靖国神社、午後に豊川稲荷に詣でる。
今年の靖国神社は国際色豊か、昇殿には国防関連の方々が多く、とても賑わっていた。
さて、初詣といえば「夢や希望が叶いますように」と祈願する。
社業繁栄、受験成功、就職、宝くじ?、起業などなど。
ある意味新年の神社やお寺は「煩悩」の塊と言ってもいいくらいに欲望が渦巻いている(笑)
はてさて、実際のところ夢や希望は神頼みだけで叶うものか?
本人が努力を重ねてこそだろう。
芸術関連もスポーツも「本人」の努力がなければ「神様」は手を差し伸べてもくれない。
そう考えると「夢は(他人任せで)叶うものではなくて(自ら)叶えるもの」ということが言える。
では、がむしゃらに日々努力すれば「叶う」ものだろうか?
「これだけ頑張っているんだから、神様も認めてくれるはず」
残念ながらそうはいかないようだ。
「成果」の出ない「努力」を続けていても「夢が叶う」ことはない。
「成果」とは何か?
受験であれば目標とする学校に「合格」することが成果。
過去問やったり、ミスを無くすために繰り返し同じ問題やったり、メンタル鍛えたり。
成果の上がる努力を重ねることで希望は叶えられる。
スポーツは「走る」や「蹴る」や「投げる」を鍛えるトレーニングを行い肉体を鍛えることは一つの成果。
これらの成果の積み重ねの結果「試合の勝利」という夢に繋がる。
もちろん「勝利」はどんなに努力して成果を出しても得ることができないことなのでそのあたりは「神様」に是非ご登場いただきたい。
では、「就職する」という夢はいかが?
もちろん、「働く場所が見つかりますように」という意味では神様にお願いする案件であろう。
しかし、希望の会社に入社することが夢となりうるのか?という疑問がある。
「ほっとけ!◯×会社に入るのが俺の夢なんだ、入社できれば死んでもいいんだ!」
そういう方はご自由にどうぞ、そしてここから先は読む必要がない。
はっきり言えることは、どんな企業であれ「御社への入社が夢でした!」などと言う社員は欲しくない。
入社してからどのような成果を上げてくれるか?
それを社員に期待するのが企業である。
だからこそ就職の際には「どのような将来を自らが描くのか?」について徹底的に考えて欲しい。
「そんなの会社に入って見なけりゃわからない」
そういう人は「なぜ働くのか?」を一度考える必要が有る。
会社は「あなたの未来を作る場所」ではない「事業を推進する」場所である。
自らの将来を考えて、それを実現できそうな「会社」を選ぶべきだ。
そのためには「ブランド」や「規模」や「ブラックやホワイト」で選ぶべきではない。
「社会に出たら自分の夢や希望なんて叶うわけない、上から言われた事をこなして運が良ければそれなりに出世して、それなりの暮らしができればそれで良い」
社会に出る前からそんな風に考えている人がいる。
鼻から夢を諦めるような社会人生活は、果たして楽しいのだろうか?
給料をもらうために仕事をする人もいるだろう。
立場を上げる(保つ)ために仕事をする人もいるだろう。
それはそれで必要な事だろうし否定もしない。
古い言葉になってしまったが仕事に「やりがい」や「生きがい」という思いを持って取り組んでいる人。
そういう人たちは「夢を叶える」力を持っている人だと思う。
「社会に出て自分の夢や希望を叶えたい」そう思う人が多くいた方が世の中は良くなりそうだ。
せっかく社会人になったのであれば、自分の仕事や将来に夢や希望を持とう。
そしてそれを叶える努力をしてみてはどうだろう。
神様もそういう人を応援しているような気がするが・・・。