先日の日経新聞。
表題のタイトルでコラムが掲載されていた。
気になったのでメモしておいた。
記事の主旨はこんな感じ。
〈ポイント〉
○長期的に労働者は不要になるとの警告も
○人間と機械は補完的な役割も果たし得る
○機械は答え出せても問い発する能力なし
以上、日本経済新聞(9月15日朝刊)より
オートメーション、ロボット、コンピュータ、人工知能の技術革新が進むことで人間の労働力が必要なくなるかもしれない。
確かに今までもあった。
自動改札は駅員さんの仕事を奪った。
銀行のATMは銀行の窓口業務の一部を奪った。
シンセサイザーやシーケンサーはスタジオミュージシャンの仕事を奪った!
ネット社会になり、なんでもオンライン化している。
通販や不動産取引、最近では転職活動もネットだ。
販売店や不動産業者、人材紹介会社は用済みか?
しかし、そうはなっていない。
切符を切らなくなった「駅員さん」はクビになってない。お客さんへのサービスが充実した。
ATMが普及したので「銀行の窓口業務は閉鎖」してない。より複雑化した商品や相談に応えるようになった。
スタジオミュージシャンも全てが失業することもない。サンプラー等を使った表現領域が広がっている。
ネット社会だからと言って、
全てのお店がネットショップになってはいない!実店舗の役割が変化している。
不動産屋さんはいらなくなってない!相続や土地活用、信託業務などに広げている。
人材紹介会社は大不況になってない!人間のカウンセラーへの相談が増加、活況である。
それはなぜなのか?
結局、技術革新は人にとって「補完」になっている。
「危険労働」や「単純労働」が人間から解放され、生産性の高いより高度な業務に推進することができる。
ネット社会は、差別化や効率性に役立っている。
とはいえ、技術革新によって必要なくなる職種もあるとは思う。
災害時の障害撤去や危険地域での作業のロボット化。
自動運転技術による事故の減少。
単純事務作業の自動化や簡略化。
逆にどんなに技術革新しても、決して無くなることはないなぁと実感したのは先日テレビの収録でお邪魔した「介護施設の仕事」
介護や福祉の仕事はロボットやオートメーション、人工知能で解決することは難しい。
心と心の仕事である。
有機物同士だからわかる、無機物には「心」はわからない。
もちろん作業補助としてロボットは活用されるべきであろう。
看護、保育、介護の仕事はこれからも「心ある」人間の仕事として発展していくのだろう。
それともう一つ、どんなに技術革新しても無くなることがない仕事。
それは「創造する仕事」
コンピューターや人工知能の得意な仕事は問題解決。
0から1を産み出すような創造的仕事は彼らにはできない。
事業を創造したり新たなビジネスへ挑戦することはできない。
それはどんなに頑張っても機械には「好奇心」や「想像力」がないからだ。
しかし遠い将来無機物が「好奇心」や「想像力」をも身につけたら・・・。
そこから先は星新一さんの小説の中だな。
ちょっと読んでみたくなったぞ、星新一。