「油断すると足元をすくわれる」と言われる。
最近では油断しなくても足元をすくわれる。
「このパターンに持ってこれたら勝ちパターン」ということがなくなってきたと思う。
理由は様々、ネット社会になりSNSが普及。
簡単には知りえない情報がいとも簡単に手に入る。
情報の拡散スピードが上がることで、ノウハウや知識が占有化される時期が短い。
発案者、発明者、起案者特権はあっという間に失われる。
特許や著作権などの権利が発生する前に一般化してしまうノウハウはもはや競合優位性を持たない。
「誰か」の作った「最新」のノウハウが「無償」で「容易」にコピペできる。
それが今の時代だ。
苦心して作り上げた「成功パターン」も一夜のうちにコピペされる。
ネットビジネスに参入して18年、当然のようにそのような体験をしてきた。
新規参入のベンチャーにやられたり、某大手企業に真似されたり。
しかし、その度に考える。
「我々とは何か?」
新たなノウハウと成功パターンがコピペされても「負けない」ためにはどうする?
常に考え続けた。
持続的に事業を成功に向かわせるために必要な要素とは?
結論として「マインド」なんだろうと思う。
成功パターンがノウハウであるならば、そのノウハウを捨ててでも残るもの。
それが「人」に宿る「マインド」
これは自社にしか宿らない絶対的な存在。
成功体験により得た「快感」「充実感」「やりがい」
これらの心情的な「高揚感」が知識の習得や新たなやり方へモチベーションにつながる。
「マインド」とは単なる心情ではない。
社内的には生産性の向上や効率性の向上のモチベーションに関与する。
過去の成功パターンにこだわり続けると危険である。
未来は過去から連続するものではない「今」の先に存在するもの。
今までうまくいったから、これからもうまくいくはずと決め付けると痛い目にあう。
「今」がどうであり、これからどうするべきなのかを思考する。
繰り返すが。
成功した「パターン」よりも成功した「マインド」を大切にする。
成功体験により得た「快感」「充実感」「やりがい」
それを次に活かすのだ。
ノウハウや知識はコピペされすぐに陳腐化する。
技術革新は秒速である。
過去のパターンを繰り返すだけなら「ペッパーくん」だってできる。
「勝ちマインド」で次世代を切り開く。
これは簡単にはコピペできない。
それこそが我々人間に与えられた使命ではないだろうか?