先週金曜日の全社パーティの余韻に浸る間もなく。
日曜日には札幌入り。
月曜日、札幌オフィスのオープン。
現地で採用した新しいメンバーの入社式。
「さぁ、みんなで新オフィスを組み立てますか!」ということで「アスクル」の什器搬入待ち。
しかし、すっかり冬景色の札幌は我々に新鮮な驚きをくれた!
札幌って「アスクル」朝に来ないんだ!
東京や大阪では前日に頼んでも当日午前中には届けてくれる「アスクル」
しかし、どんなに以前に頼んでも札幌では午前中に到着しない。
なぜなら仙台から運ばれるから。(間違ってたらゴメンなさい!)
おかげさまで荷物待ちでほぼ1日が無駄に。
それでも、いい経験。
日常の常識が常識で無くなる感覚は良い。
改めて自分の「なれ合いの甘さ」に気づかされる。
什器組み立てを夕方から行い、歓迎会へ。
これが楽しみ、普通の居酒屋が「うまい」のである。
魚介類だけではない、肉、特にジビエ系もうまい。
そして安い!本当に札幌は良い街なのだ。
帰京翌日、社会人1年目の頃からお世話になっている先輩との忘年会。
恵比寿のしっぽり飲み処。
四十年続く店の二代目女将さんの料理がうまい。
いつもながらの近況報告のはずが、先輩からは意外な話が。
まだまだ現役なのに、そういうこと考える年頃なのかなぁ。
さらに意外だったのが、「デザイン思考」を日本で広めている先生をよくご存知らしい。
「デザイン思考」はここ数年の自分の経営戦略の礎。
結局夕方6時半から夜?の3時半までご一緒、元気だねぇ花の50代!
この先輩は会うたびに様々な刺激をくださる、ありがたいねぇ。
翌日の打ち合わせは楽しい、若手メンバーとの価値観共有会議。
わずかなメンバーで事業を語る場。
今回も色々なことが発見できた。
こういう会議で大切なのは「結論を簡単に出さないこと」
少し前まで「無駄な会議はいらない!」だの「結論のない議論はありえない!」などとマネジメントの本で言われていた。
混濁の時代、そういう概念は変えたほうが良い。
むしろ戦略、戦術、個別手法においても「はじめに結論ありき」の会議なんてやめたほうが良い。
戦略、戦術の結論は実行する現場で考えれば良い。
これからの会議は「価値観のヒアリング」「ネタ集め」が良い。
個々人の思考や体験、情報を共有することで自らの判断材料にする場にする。
てなことなんだけどね。
みなさん、そういうやり方に慣れてないから「結論」や「戦術」を具体化させようとする。
まだ待ってね!「課題を宙吊りにする」ことって大切なんだ。
ヘーゲルの弁証法でも言ってる。
「宙吊り」にした課題を様々な情報や経験で味付けて何度も見返してみる。
するとそれまでは考えもしなかった新しい発見がある。
「螺旋的発展」
考える、思考することに価値があること。
日本人が戦後の高度成長期で失った思考。
結論だけが大事じゃないんだよね。
札幌での体験、先輩の視野、一見何の関係もないようなことを宙吊りの課題にぶつけてみるとまた新しい姿が見えてくる。
師走で忙しいからこそ、そんなじっくり観が必要かもしれない。
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