お客さんからお誘いいただき人生二度目の「大相撲観戦」
両国駅に着くと、独特の雰囲気。
「いやーテンション上がりますよね!」
思わず口にしてしまうほどのワクワク感。
前回の観戦ですっかり相撲好きになった。
鍛え上げられた男同士の戦い。
張り詰める空気、ぶつかる音、歓声、拍手、掛け声。
その場でなければ体験できない。
「今日はどんな感動があるだろう」
期待は膨らむ。
全勝力士が二人で迎えた7日目。
二人が星を守り7勝。
テレビで今日の取組を見たが、二人とも星を守って8勝同士、これからも目が離せない。
今回特に目に付いたのは国技館で働いている人々。
会場の受付・整理に至るまで「元力士」らしい。
確かに働いてる人は体格が良く、声も大きい。
場所中は親方衆も会場でいろいろなお手伝い。
”力士を目指すと決めた以上、どんな形であれ相撲と関わって生きていく、一生を捧げて盛り上げよう!”
人々の思いが世の中を動かしている、昔ながらの贔屓と共に外国人や若い女性の観客も多い。
15日間の場所中、ほどんどが満員札止らしい。
毎日1万5千人が国技館に訪れている。
相撲の世界で生きる一人一人の思いが注がれた結果。
人は誰でも「その世界で生きる」覚悟を持っているか否かで生き方が変わる。
”サラリーマンだから、嫌になったら違う世界に移れば良い”
一度や二度はそんなこともあるかもしれない。
でも、それを何度も繰り返せば「人生」は大きく変わってしまう。
人間生きていれば嫌なことも逃げたくなることもある。
それでも踏ん張って、頑張って、我慢して生きてみる。
そうすることで決まる覚悟もある。
それでも人間は弱い。
「環境を変えればうまくいく」などと考えてしまう。
安直な判断ではうまくいくことは少ない。
どこで何をやるのか?よりもむしろ「誰とやるのか?」の方が大切。
信頼できる人たちと一緒に居られる場所。
それこそが、自分たちの「居るべきところ」
我々には一度離れて戻って来た仲間がいる。
覚悟を決めて戻って来た人にとっては、ここが生きる場所。
そういう人の力は果てしなく強い。
戻ってきてからの方が「絆」は強くなっていると思っているのは自分だけではあるまい。
昨今伝わるマスコミの馬事雑言、そんなことで揺れるような世界ではないことは国技館に行けば分かる。
活躍する力士、陰ながら支え続ける人々、時を超えて応援するファン。
本当の絆は居るべきところに在るものだ。
コメント