急に寒くなったここ数日。
秋を通り越して夏から冬になった気分。
朝、起床からのおきまりの行動(ルーティン)がある。
洗面台に行き、やおら顔を洗い歯を磨く、洗面台に頭をぶち込んで髪の毛を濡らす。
髪を乾かしつつ髭を整え、フェイスクリームを。
この一連の流れが冬になると大きなひと作業が入る。
「給湯スイッチON!」である。
そして全ての作業の前に「水がお湯に変わるまで待つ」という時間が加わるのである。
寒い洗面において、お湯が出てくるまで待つ作業はストレスになる時間と言っても過言ではない。
一連のルーティンにひと作業が増えるだけで「ストレス」が発生するのはどんな場面でも起こりうる。
毎朝の通勤で同じ時間に同じ電車に乗って通勤している時、いつもの電車が遅延したり運休した時のストレスたるや。
気分の悪い1日になってしまうのではないだろうか?
職場ではどうだろう?
出社してからの一連の流れ、おそらくほとんどの人が決まっているのではなかろうか?
パソコン立ち上げてタイムカード(web版)にチェック、メールチェック、ニュースチェック。
朝礼からのお客さんへメール返信。
これらのことはほぼ毎日ルーティン化している。
これら一連の流れを遮って違う事態が発生するとかなり動揺する。
トラブル、急な来客、上司からの急な依頼。
これらはストレス以外何者でもない。
そうなんだ、人間は毎日変わらないルーティンで動くことを良しとしている。
ルーティンをしている間は「思考」(脳の力)を必要としていない。
通勤電車が遅れたり、メールチェックの前に来客が来てイライラするのは急に「思考」すなわち判断や決断を余儀なくされるからである。
実のところ、職場で一番ストレスを感じないでいられるのは「毎日同じ作業をすること」なのだ。
「思考」する必要がないのでストレスはない。
そうして毎日同じ時間に退社して同じ電車で帰宅すればノンストレスな毎日を過ごすことができる。
「ごきげんよう!お元気で」
自分が独立して、最初の日。
新しい間借りのオフィスに出社した時、自分のタイムカードはなかった。
朝礼などサラリーマン時代のルーティンをやるにも相手がいない。
そして気づく。
「毎日のルーティンを繰り返していても生きていけない!」
そうなんだ、会社から給料をもらっている間はルーティンで過ごしていても毎月給料はもらえる。
しかし、経営者になった瞬間に稼がなければ「お金が入ってこない」のである。
ルーティンこなしてお金が入ってくるならそれもよし、でも経営者はそうはいかない。
「思考のイノベーション」
思考しないルーテンではいざという時に生きていけない。
歯を磨くように仕事をしていては思考が朽ちていく。
自分は通勤定期を持っていない。
日によって出社のルートを変えたりするし、途中下車するし、時間もバラバラ。
時代が変化している時だから油断しないように?はたまた単に満員電車が嫌いで遅く出社する言い訳か?
やっぱり満員電車は嫌いかな!