社員旅行参加者20数名が金曜日、箱根ペンション「クリンゲルバウム」に集合。
夜の「紅白歌合戦」終了後はおとなしく就寝。
体調管理も万全に臨んだ「金時山」
15日土曜日、天気は快晴!関東エリアでの週末快晴は何ヶ月ぶりであろう。
朝8時にペンションを出発。
「乙女峠」より登山開始。
最初はまだハイキング気分。
列の後ろでは笑い声が聞こえる。
「さあ、ここから本当の登山開始だよ」
「登山道入口標識」からいきなりの階段坂に「ええ〜」と感嘆の声。
一列縦隊で進む「登山隊」
連続する厳しい傾斜、階段、岩、滑る坂・・・。
後ろからの声が聞こえなくなる。
振り返ってみる、後続がかなり遅れている。
「少し待とうか」
一息。
「水分補給をしっかりとするように」
快晴の太陽が気温を上げていく。
山は寒いという情報に厚木の用意をしているメンバーは上着を脱ぎ腰に巻く。
再びスタート。
さらに坂はきつくなっていく。
続く階段、傾斜がきつい、歩く速度は必然的に遅くなる。
足が上がらなくなる、息が続かなくなる。
すでにメンバーからの声は「きつい」「足が張る」という嘆きになっている。
やっとの思いで長尾山山頂へ。
全メンバーが揃い、休憩。
途中足をひねったメンバーもいたが応急処置にて復活。
水分補給と休息を取り、再出発。
すぐにゴールの金時山山頂が見える。
「えー、あそこまで行くの?」
もう一山越さなければゴールはないのである。
最後の区画はさらに坂がきつい、ロープがなければ登れない場所もある。
「頑張れ、もう少し」
お互い励ましあいながらの登山。
途中下山してくる人とすれ違う。
「こんにちわ!」
登山者のルールである。
「もう少しだから頑張ってくださいね!」
励まされながら登る。
そうこうするうちに急に地面がなだらかになる。
山頂である。
景色が素晴らしい!
「ついに登ったね!」
メンバー全員が満足顔である。
登ってきた行程を見返す。
「あそこから来たの!かなり歩いたよね!」
全員が無事に山頂に到着。
快晴の空、富士山、箱根の山々、こんな風景はなかなか見ることはできない。
自分にとっても大変苦しい登山となった。
もう少し鍛えなければならないなぁと自己反省はしつつも。
メンバーそれぞれがこの登山で「やってやれないことはない!」ということが体感できればよかったと思う。
初めから遠いゴールを見ていたら「行けるわけない、無理」と諦めていたかもしれない。
しかし、少しづつでも歩き続けることで遥か遠いゴールに到着することができる。
爽快感と満足感は何ものにも代えがたい。
これが登山の魅力かもしれない。
山頂ではペンションメンバーが夜なべをして作ってくれた「おにぎり」を食べた。
これも格別に美味かった!
下山も厳しいコースではあったが、体力的には楽。
途中滑り落ちそうになりながらも全員無事に下山完了。
各々ストレッチや柔軟体操をしながら翌日の筋肉痛を抑えようとしている。
まぁ日頃運動していない人は数日間はひどい筋肉痛に悩まされるでしょうね!
自分ですか?大腿部に多少の筋肉痛はありますが、しっかりと歩けますよ。
まだまだ若いもんには負けんよ!
来年はどこ登ろうか?