今月のBS11「中小企業ビジネスジャーナル」は「AIの実力とは?」ということでAIの現状をリポートする番組だった。
久しぶりの「自分で構成立案」だったので燃えた!
結構いい仕上がりになってると思うけど、当初は紆余曲折。
出演ゲストが難航、やっとこ出演していただける人を見つけて初回打ち合わせへ。
事前に本を読んでしっかり予習、とりあえず現在のAIについては理解した。
初回打合せで自信満々「AIってこうですよね!」と本で仕入れた知識を披露する。
すると「うーん、皆さんそうおっしゃるんですけど全然違うんですよねぇ」
「・・・えっ・・・」簡単に玉砕。
「はっきり言えることは、猫型ロボットはあと100年はできないんですよ」
愕然とする。
当初の番組の構成とまったく違う流れに頭が真っ白になる。
そこからは真摯にお勉強、切り替えは早くて頑固でない自分の性格に感謝。
学んだ結果、なぜドラえもんが来ないのかがわかった。
ドラえもんはのび太くんが「ドラえもん!悔しいよ!ジャイアンに一泡吹かせてよ!」と言われた時にポケットから何化を取り出す。
今のAIではこれができない。
人が何に困っているかを理解し、解決策を導き出し、適切な道具を提供するようになるには今の科学のレベルではできない、このままの進化レベルでは100年以上かかるらしい。
ということで「人を超えるAIは簡単にはできない」というのが現状である。
「将来なくなる仕事」などというものが一人歩きしていてマスコミも興味本位で取り上げるが、そう簡単には無くならないであろう。
職種がなくなるというよりも「仕事の一部をAIが担うようになる」というのが正しい。
単純なルーティンワークはAIで行い、判断は人間が行うというようにAIと人間の分業。
AIはコミュニケーションや判断業務が苦手である。
人間はより「人間らしい領域」を極めていく必要がある。
それに、AIをしっかり働かせるためには人間の作業が必要な部分がある。
現時点ではAIは勝手にデータを収集したりはできない、従って該当するデータを収集して入力する作業を人間がしなければならない。
いたずらにAIを恐れる必要もないし、馬鹿にするのも違う。
正しく理解して共に成長していくのである(なんか擬人化してるなぁ)
とにかくもAIによって新たに生まれるビジネスもあるだろうし、今の仕事の効率化や省力化も行われるだろう。
新しいことはしっかりと理解して活用するのが一番である、理解することを諦めてしまえば年齢に関係なく「老化」が始まる。
今回の番組制作では知識だけではなく様々な学びがあった。
この仕事は好奇心が旺盛でないとできないのかもしれないなぁ。