先週日曜日、ハワイから帰れなくなった我々。
結局月曜日の早朝に成田に無事到着。
今回の社員旅行について振り返って見たい。
幅広くビジネスをしている我々としては、各々見聞を広めることができた実りあるものとなった。
牧場にて観光ビジネスについてレクチャーを受け、実際に体験をした。
海上観光のあり方について雨の中レクチャーを受けた。
ハワイの産業は一番に観光である、世界中から集まる観光客を喜ばせる仕掛けが町中にある。
ハワイの歴史も大変興味深いものがある。
日本との関係は大変深い、カメハメハ王の時代から日本の皇族とは付き合いがあった。
市内の至る所に歴史を感じさせる碑があり、歴史の重みを感じる。
メンバーそれぞれ班で行動し、それぞれの学びがあったと聞いている。
最終日の前日、全員で集まり「創業25年」パーティーが行われた。
ホテル内のイタリアンで食事。
その後、レセプションが行われ和やかな雰囲気で過ごした。
宴も終盤、照明が落とされる。
「?」
通路からロウソクの火が見える。
「25年おめでとうございます!」
一同からケーキのプレゼント。
全社員からのメッセージが書かれた「寄せ書き」
会社の祝事ではあるが、自分の誕生日のように祝われる。
驚きと感激に包まれている中、司会者から挨拶を促される。
はてさて、何を話そうか。
全員が見える場所に移動し、話を始める。
「25年、確かに辛いことも悲しいこともあった・・・」
と話し始めて、前を見ると全てのメンバーがこちらを見ている。
みな楽しそうな顔。
「・・・ありがとう・・・」
というのが精一杯、湧き上がる感情を抑えることができない。
落ち着いて次の言葉を言わなければならない、しかし嗚咽して話すことができない。
「感謝しかないです、みんなありがとう・・・」
その一言のみを残してその場から離れることになる。
なぜそこまで感情が高ぶり、嗚咽するほどの状況になったのか?
実はいくつかの理由があって、かの自体になったのだ。
社員の旅行というのは常に油断できないものであった。
計画から現地の仕切り、様々な場面で気を回さなければならない。
これまでの旅行、特に海外旅行であれば自分があれこれ指示しなければならない場面もあった。
気をつかう場面も多かった。
はっきり言って「こんなに大変なら会社で海外なんて行きたくない」と思うときもあった。
しかし、今回は実行委員のメンバーと経営企画のメンバーが全てを仕切ってくれた。
6月のケアンズ旅行の計画からずっと引き続いて頑張ってくれた。
計画から現地の仕切りまで全てをメンバーが行った。
おかげで自分は完全に「お客様」
言われるままに待ち合わせ場所に集合して連れて行かれる。
全てのイベントが問題なく進んで行った。
出発前夜のパーティーもしっかり段取られていて、最後には素敵なサプライズ。
挨拶の冒頭、過去の事が走馬灯のように蘇った。
25年の日々がバラっと頭の中に。
辛いことも確かにあった、嫌なこともあった、胃に穴があくような経験は一度や二度ではない。
そして今、自分はこの素敵な眼差しの中に身を置けている。
なんて幸せなんだろうか!
25年の歳月で得たものは、素晴らしいメンバーの笑顔だった。
そう思ったら、心の底から喜びの涙が溢れてきた。
「ありがとう」
その言葉以外に語ることができなかった。
その後二次会に行ったのだが、その時にどんな話をしたのかはあまり覚えていない。
が、明日の飛行機が飛ばないらしいという会話から緊急事態対応会議に移行したことは覚えている。
その後の対応も経営企画の二人とプロのツアコン?のようなメンバーの活躍で事なきを得ることができた。
本当に何から何までありがとうございました!
感無量。その言葉に尽きる思い。
コメント