忘年会が終わりホッとしているのも束の間、あっという間に仕事納め。
そこで、なんとなく今年の仕事を振り返ってみた。
今年の社内は大きな動きはなかったと思う、大リニューアルくらいかな。
でも実は仕事の中身に大きな変化があった部署もあった。
メインビジネスのスクール検索サイトは年初では様々な試行錯誤があったものの、結果的には今後の行動指針もしっかりと見えてきた。
マーケティングや営業の施策など、見直した結果元に戻ったこともあるが、それはそれで良いのである。
悩んだり考えたりすることが大切。螺旋的発展(哲学者ヘーゲルの弁証法)
来期以降も常に思考しつつ、やるべき事を予断なく続けることが大切、油断は即に危機を呼ぶ。
保育士の人材ビジネスも色々と思考した。
紹介人数は昨年よりも増加しているが。
待機児童問題は表面的には解決しつつある空気も出てきたが、まだまだ潜在的な問題が残っている。
保育士不足は継続しているが、就労環境には変化が出てきた。
あと数年すると間違いなく「保育士あまり」の状態がやってくる。
その後には保育園の淘汰が始まり、今とは大きく違った風景になってしまうだろう。
そんな予兆がみられる年であったと言える。
来期以降は市場の変化に対応するべく、人材育成や就労環境の変化にも力を入れるべきであろう。
よりきめの細かい対応が必要とされる。
介護施設の紹介ビジネスは売上の伸びはまだだが状況は変化してきている。
入居する方々の要望も変化してきており「いわゆる施設」のようなところは人気がなくなってきている。
歳を取っても自分の生活にはこだわり続けたいのである。
そういう風潮が出てきたのが今年の傾向である。
観光地での宿泊事業も変化が出てきた。
数年前の箱根の噴火騒ぎはすっかりおさまり、今では人気の観光スポットになってきた。
顕著なのは海外からの旅行客が増えたこと。
それもアジア系ではなくヨーロッパ系。
日によってはヨーロッパ系の宿泊客が半分を越える時も出てきた。
それに引っ張られるかのように日本人観光客も戻ってきた。
来期以降には更なる仕掛けによって集客の安定化を図っていきたい。
グループ全体を総括すると、色々と考えるべきことはあるが来期以降も期待できる事業が多く、楽しみな状況ではある。
心配なこともある。
これら全てが現在の経済状況に変化が無いことが前提である。
いきなりの不況や政治的な変化があって社会が不安定になってしまえば状況は変わる。
年末になって米中の貿易摩擦が激しさを増しており世界各国の株価が下落を続けている。
日本の株価も今年の最安値で年を越すかもしれない。
来年の経済や社会の流れは油断ならない。
それでも事業を安定的に進めていくのが経営の大切なところだ。
すでに来期に向けて動き出している大きなプロジェクトがいくつかある。
それらは来るべき社会の変化にも対応するべく、数年先の柱として育つようにしっかりと育てなければならない。
納会で乾杯するまでの数日間、しっかりと引き締めて望みたいものである。