最近、久しぶりにテレビを買った。
驚くのはその安さ!
50インチが6万円弱!
それもAndroid入りでネットサービスが使える!
3年前では考えられない世界だ。
ちなみにメーカーはシャープ。
5、6年前にシャープの50インチ買った時は20万円以上していた気がするけど。
なんでこんなに下がるかなぁ?
この数年でテレビの価値は下がっただろうか?
価値が下がれば価格は下がるのは当然。
たしかにネット動画の台頭で以前よりもテレビの価値は下がったように思えるけど、価格4分の1になる程は下がっていないのでは?
テレビでネットサービス(ネトフリとかね!)使う人もいるし、活用場面は増えてないかい?
テレビといえば昔は家電メーカーの稼ぎ頭、でも今では全く儲からないお荷物商品に成り下がる。
日本製のテレビは衰退していき、現在最後のディスプレイメーカーは経営危機に瀕している。
海外(中国や韓国)の安いテレビが入ってきて日本メーカーの牙城を崩してきたのが原因らしい。
結局、価値が下がったのではなく競合が増えて価格崩壊が起こったことが価格低下の要因だったということ。
サービスの価値が上がっているのに価格が下がるという現象は恐ろしい。
パソコンもそうである。
Appleは未だに強気の価格設定だが、windowsパソコンは「なんだこれ?」という価格崩壊。
パソコンでできることは増えているのにだ。
でも考えてみると、テレビもパソコンも大切なのは中身。
ハードが高くても安くてもできることは基本的に同じ。
もちろんテレビも4Kとかの高画質を求めれば高い機種買うけど、今はまだねぇ。
パソコンも最近ではクラウド化が進んでいるので本体に依存するパワーやメモリーが必要なくなってきている。
要は受容するサービス(コンテンツなど)は「器」の高い安いで変わるものではないので、それであれば「器は安くても良いじゃん」ということになる。
まぁね。
では高いサービスであれば高い価格でも良いと言えるのか?
「Yes」だと思う。
テレビだって、安いテレビ買いながらネトフリに月会費払ってるしアマゾンにもプライム会員費払ってるし。
これからは「サービス」の質によって価格が変動することを許容する社会になりそう。
手前味噌だけど、当社の価格もそう。
創業以来値下げしてない(値上げもしてないけど)
提供するサービスの質に圧倒的に自信を持っているから。
競合はポコっと出てきて、当社よりも安い金額でサービス提供するけどそのうちいなくなる。
安かろう悪かろうの商売はどうしても続かない。
(ちなみに高かろう悪かろうはもっと悪いけどね!)
最近ではトップブランドが質を下げてセカンドブランドを立ち上げるような事例も出てきているけど。
それもどうかね?
消費者を馬鹿にしているような気がする「安くしていやるからどうだ、これなら買えるだろ?」みたいな上から目線が嫌だ。
これか日本は人口減少社会になるんだから、いつまでも高度成長期の「量産してとにかく安く」のビジネスモデルから「少量でも良いものを適正な値段で」のビジネスにしていかないとね。
それには「他人と同じことをしていてはダメ」のロジックが大切になる。
競合にビビって価格競争に巻き込まれるようなビジネスだけは御免だなぁ。