歩みの遅い台風10号のせいでお盆のスケジュールが変わった人もいるかもしれないが。
自分は13、14日は通常営業、15、16日に両親の里帰りツアー。
毎年のことなんで今年はどうしようかな、なんて思ったけど。
数年ぶりに従兄弟会(父方)やろうなんて言われたものだから、弟も連れて参戦。
で、結局両親連れての里帰りツアー。
親戚周りも例年通り。
でも、今年はちょっと違う。
新盆といって、今年亡くなった家族がいる家は家の中に飾り付けをするのがいわき界隈の習わし。
年の離れた従兄弟(母方)が今年亡くなって、新盆飾りが行われた。
小さな孫が迎えてくれて、少し和んだけどやっぱり従兄弟が亡くなるのは辛い。
お通夜も告別式も出席しなかったけど、あらためて遺影を目にすると「居なくなったんだなぁ」感がグッとくる。
一通りの親族周りが終わり、その日は家族4人がビジネスホテル泊まり、全員別室。
我々は従兄弟会へ、両親は近くの居酒屋で夕食。
男だらけの従兄弟会は盛り上がる。
ガキの頃の話やら、甘酸っぱい思い出まで暴露大会。
最近テレビでやってた家系図話にまでおよび「我が家の家系図は?」「どこからやってきた?」などと親族ならではの会話で盛り上がる。
夕方から始まって、最後は濃厚ラーメンで締めるというとてもヤングな飲み会だった。
さて、翌日。
入院している叔母のお見舞いから最年長叔母が入所している施設へ。
正直言って施設での面会というのは辛い。
身内が要介護になってる姿というのは本当は見たくないものである。
去年面会した時にはかなり弱っていたので、今回も心配だ。
最近新しい施設に入所したらしい、自然の中に広がる保育園も併設されている綺麗な施設だ。
「こんにちわ!」職員の人たちも明るくて気持ちが良い。
「去年とはえらく違うなぁ」
外観や内装の整い方、職員の方の礼儀やおもてなし、施設によってこんなにも違うものなんだ!
そして、叔母に会ってびっくり、明らかに去年よりも元気なのだ。
去年よりも顔色が良いし食欲もある、言葉も多い。
昔の叔母をイメージできるまで改善していた。
施設を出てから両親と話をしたが、皆も同じ感想を持っていたようだ。
施設によって入居者の状況はいかようにも変わる。
身内目線で見るとそのことが如実にわかるのだ。
施設選びは単なる見学ではわからない、体験したりスタッフの方と接してみなければわからないものなのだ。
当社は重要な事業を行なっている、再認識した。
もうこの世にいない従兄弟、叔母の入院、入所、従兄弟たちとの馬鹿話。
生きているからこそ感じる様々なことをこの時期に体験し、感じて学んだ。
両親里帰りツアーから戻り、即軽井沢へ。
先輩夫婦との食事会。
本当に心置きない会話ができて、随分と気持ちが楽になった。
お盆は既にあけてはいるけど、こういうタイミングに会えることはとても大切だと感じた。
精神的な吸収とデトックス。
大切な時間だった。