先週金曜日、膝の調子が良くないので再度整形外科へ行きました。ちょっと時間がかかってしまい、結局は会社を休んでしまったのです。
思わず3連休になってしまい、子供たちとべったりの3日間を過ごす事になったのですが・・・。
一番上の娘は小学2年生、真ん中の息子は3歳、下の娘は0歳5ヶ月。この構成では遠出もできませんよね。したがって近所で遊ぶか、家の中で遊ぶか、になるわけです。特に最近は物騒なので子供たちだけで公園にも行かせられません。必ず保護者同伴なわけです。
結局トイザラスでプールを購入し、バルコニーで子供2人を遊ばせました。他には近くの公園に行ったり、買い物に行ったり、なんか夏休みじゃないですよね。
保護者として見守っている時にふっと思い出しました。
小学生時代の夏休み。
我が家では小学校に上がると両親の実家である福島県いわき市の田舎の家に丸1ヶ月預けられることになっていました。
そこで私は1ヶ月間田舎生活をするわけです。田舎の家にはいとこが3人いました。周囲を山に囲まれた本当の田舎でした。
そこでの暮らしは、ほとんど毎日、従兄弟たちと一緒に近くの川で鮎をとり、山で蛇を追いかけ、すいかやトウモロコシを畑からいただいていました。
近くのお店(スーパーではなく)までは歩いて1キロ以上ありました。半日かけて歩いておやつを買いにいってました。
街灯もあまりなく、夕方は山に沈む夕日がきれいで、夜は空いっぱいの星を眺めていました。
まだ7歳くらいですから母親が恋しくなったでしょうが、寂しくて泣いたという記憶はあまりありませんでした。
それよりも、ちょっと年上の従兄弟たちが教えてくれる都会ではできない、いたずらが楽しくて毎日が刺激的でした。
小学生の頃に体験した、そんな夏を保護者をしながら思い出してしまったのです。
あんな体験は私の子供たちにはさせてあげる事はできないのだろうなぁ、と思ったらなんかかわいそうになったのです。
今はかぶと虫がスーパーで売られ、川や山での冒険も保護者付きの有料イベントで行われる始末。
親の意識も変わり、治安も悪化した今の日本で、私が味わったあの夏は今の子供たちにはもう来ないのでしょうか?
考えさせられる3連休になってしまいました。