前回の予告で、プレゼンテーションについてお話するという事でしたが、コメントいただきました[新人育成中]さんのお話についてちょっとコメントさせてもらいます。
前回、[ヒアリング]の話の際に部下育成についてもヒアリングは重要である、という旨のことをコメントしました。
[新人育成中]さんもこれからは日報以外の話を後輩から直接聞いてみようとのこと、すばらしい事と思います。
おそらく、後輩さんたちは貴方のような先輩を信頼し、一緒にお仕事をすることを喜びと感じるようになるでしょう。
ここで今回は、ちょっとしたマネジメントのスキルを追加させていただきます。
それは、部下育成を考えてヒアリング行う場合、アドバイスをする前に、部下に「問いかけ」を行う事です。
部下の話を聞いて、「それはこうすればお客さんも納得するよ。」と教えるのは簡単なんです。
しかし、本当に部下の育成を考える場合、ヒアリングの後は「教える」よりは「考えさせる」事の方が大事なのです。
営業から帰ってきた営業マンに「どうだった?」と声をかけ、お客様の課題を聞き出したら、あなたがアドバイスする前に「君だったらどうする?」という問いかけをしてみてください。
聞かれた部下は最初は驚くかもしれません。「どうするか、のアドバイスが欲しいのに。」と思うかもしれません。
しかし、この問いかけを続けてみてください。
そうして、教えてもらう事よりも「自ら考える」事の大事さと楽しさに気づいてもらいましょう。
そうすると部下が成長し、あなたの仕事も楽になり、会社もあなたのマネジメント力を評価しますよ。
この事は重要な事とわかっていても実践するのはなかなか大変です。私も時々失敗します。本当にマネジメントは難しいです。
今回は、ちょっとしたマネジメントの話になってしまいました。
次回こそは、プレゼンの話にします。よろしくお願いします。