景気の状況によって、学びマーケットにどのような影響を与えるのか、を検証している「学び総研」ですが。
今回、新たな発見があり、報告します(半分はシャレですが・・・)。
なんと、”物価が上昇するとパソコン入門講座の人気が上がる”という傾向が発見されたのです!
まずは、下のグラフをご覧ください。(見にくい場合はクリックすると拡大表示されます。)
これは、総務省統計局が発表した、2007年から2008年9月までの消費者物価指数をグラフ化したものです。
では、次のグラフを見てください。
これは、2007年から2008年10月までの「パソコン入門」カテゴリーのページヴュー(以下PV)数の推移をグラフにしたものです。
いかがでしょうか?
物価指数は、2007年10月から急激に上昇を始めました。
パソコン入門のPVは同年11月から急激に上昇を始めました。
パソコン入門講座は物価上昇が始まった1ヶ月後に急に人気が出始めたのです。
この時期に、我々が何か大きな仕掛けをして、パソコン入門講座をクローズアップしたわけではありません。
これは、単なる偶然でしょうか?
あくまでも私の推測ではありますが、
物価上昇の雰囲気を感じ始めたユーザーの皆さんは、家計の防衛の為に仕事をする必要性を感じ始めました。
そこで、まずはパソコンスキルを身につけて事務職としてのスキルを身につけておこう、と考えたのではないでしょうか。
このことから、物価の上昇局面から一ヶ月後にパソコン講座の人気が高まる、というのは合点がいきます。
私的な推測の域を出ないのですが、あまりにもぴったりと一致したので、お伝えしておきたくて。
現在、パソコン講座以外にも、当社の扱う200以上の資格やスキルにおいて、景気や物価、雇用に関連する数値との関連性を調べています。
いろいろな数値データと照合することで、人気講座の変移が見えて来たりします。
そのうち、また、お見せできるタイミングが来れば、ご紹介します。