昨日、10月1日。当社では2010年4月入社予定の内定式を行いました。
今年は特に厳しい採用活動でしたが、3人の有能な内定者が決定したことは、本当にありがたく思います。
世の中は新卒採用は”買い手市場”で採用希望企業は優秀な学生を楽に採用できる、みたいな風潮ですが、とんでもない!
本当に当社にとって”すばらしい”と思える学生とはなかなか出会えない、というのが実情なんです。
当社にとって”すばらしい”とは、なにか?
それは『主体的な』人材なのです。
主体的であることとは、「受動的でなく、能動的」であることとも言えます。
自ら動くこと、自ら考えることができる人のことを言うと考えています。
私は、今回の内定式でこんな話をしました。
「今までの君たちは、学費を払って学校に行き勉学を教授してもらってきた、来年4月から君たちは給与をもらうのであるから何らかを会社や社会に還元しなければならない。それは、何か?自分は社会や会社に何が還元できるのか?十分に考えていただきたい。社会人になるまでの半年間、そのことを考える時間として有効に使ってほしい。」
もちろん、入社してすぐに業績をあげてくれ、という話ではありません。
今までは「受動的な社会との関わり」であり、これからは「主体的に社会と関わる」ことになる。その切り替えの助走期間として半年を使ってほしいという意味です。
どこまで伝わったか、はわかりませんが少しずつ理解してもらえれば良いかな、と思っています。
でもね、この言葉、実は今の当社全体にも言えることかもしれません。
7月に半期決算の結果が出て、対前年では売上微増、粗利も微増。この不景気の中では上々の結果と言えなくもない。
またこの9月の業績も単月としては過去最高の売上。
しかし、やりきれていないことが沢山。
我々が本来、社会に何を提供するべきなのか、を考えると道まだ半ばも行かず。
足下を固めることに集中してきたこの数年。
もうそろそろ自分たちが”主体的”に動くことで社会に貢献することができる時期にきているのではないでしょうか?
そのためには、個人の能力だけでは到底実現できるものではなく、社員全員の意識と行動の変革が必要になるのでしょう。
それこそ、”受動的”から”主体的”にね!