先週、近所にあった「ファミリーマート」が「ローソンストア100」に変わってオープンした。
最近、ローソンの近くにローソン100やナチュラルローソンができているという噂を聞いていたので、「まぁその流れかな」てな感じで別に気にもしていなかったが・・・。
土曜日に初めて行ってみた。
実況しよう!
入り口は(ファミマと)一緒だが、レジの位置が違う、だからなのかお店が広く感じる。
棚が高い。スーパーみたい。
入口左手に弁当コーナー。100円ショップに弁当?
さすがに○○弁当は100円ではなかったが、210から320円くらいの安さ。
しかし、あった!100円弁当!素うどん、素パスタ?、焼きそばが100円。
カップ麺も100円、よく見るとメジャーな商品と製造元は同じでも名前が違う。たぶん味は同じでしょ?プライベートブランド?
お酒も充実。さすがにビールは無いけど、焼酎ハイボールだの日本酒だの、種類も豊富。お近くのローソンよりも種類は多い。
野菜や裁縫道具や文具や衣料や携帯充電器まで。
たぶん、ローソン100で生活できる!間違いない!
そんな店が出来た事に衝撃を受け、同じ店に2回も行ってしまった。
そこで考えた。
自分みたいな奴はこの辺りに絶対にいる。本家ローソンへの足が遠のき、ローソン100に通う奴。
そうなると、元々のローソンはどうなる?
相当客を取られるはずだ!同じグループ会社なのに潰し合いか?
だって同じような商品が100円で売ってんだよ!高い方で買わないよね。
良いのかな?益々デフレが進むぞ!
で、更に考えてみた。経営者的視点(?)でね。なぜ違うブランドでお店を展開しているのか?
まず、ローソンにあって、ローソン100にない(できない)もの。
雑誌、薬、ビール(発泡酒除く)、郵便や宅急便サービス、ローソンチケット、pontaカードのポイント、SUICAでの支払い、コンビニ銀行機能、そしておいしい弁当やおいしそうな総菜。
食料は両方で扱っているが、質感はローソンの方が上、また情報系のサービスについてはローソン100は一切扱っていない。薬は薬事法の問題あり販売できない、雑誌や書籍は再販制度の問題があり安売りができないので販売はできない。
ということで、それぞれの役割が変わってくる。
ローソン100は、老若男女すべての客を相手にした安売りショップ。とりあえず生活に必要なものはすべて100円(くらい)でそろえる事ができる。
ローソンは、会社帰りのビジネスマンやOLが夕食を買ったり、ちょっとした用事をこなすショップ、そして、情報サービスを利用したい人のショップ。現金も引き出せたりするから銀行的な役割もあるかな。
確かに会社帰りにローソン100の素うどんはないわな!せめて500円前後の鍋焼きうどんはいただきたい。そうなるとビールも買うからpontaカードのポイントは欲しいな。
会社帰りはローソンで決定!土日の買い物はローソン100。
なるほど、ターゲットが差別化されてるね。
しかし、これだけでは他店舗展開の理由に乏しい。
気になるのは、ローソンの高付加価値化。
もしかすると、今後の日本人の生活環境変化(高齢化、情報化、核家族化、一人世帯の増加)を見越した上での戦略的差別化と多角化か?
今後はローソンの高付加価値化は更に進んでいくかもしれない。
介護や保育サービス、宅配サービスやカウンセリング、防犯、健康管理などなどの情報サービス。パソコン直したり、ネットの整備なんかもしたりして。
災害対策の拠点的な位置づけも考えられるかもしれない。
ローソンとしては、モノを売るショップと情報やサービスを売るショップをほどほど近いところに配置し、近隣の商圏を自社グループで席巻することができる。
地域住民としては、ローソンブランドですべての用が足せる事となる。
独身、家族、社会人、学生、老人、子育て家族、等々様々な人が様々な場面で活用できるローソングループ。
そんな風に考えていたとしたら、恐るべし!
勝手な妄想ではあるけど、なきにしもあらずや。
単なる100円ショップかと思っていたら、えらいことになっていた、これからのコンビニは侮れない!というお話。
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