やっぱりちょっと言いたい。
いわゆる「食べログ」の口コミランキングのやらせ問題について。
「ネット企業」の「やらせ」という報道の仕方が気に入らない。
大手マスコミ(TVや新聞)はネット企業はお金でランキングを故意に作成して、ユーザーを惑わせている、やっぱりネットの情報は信用できない、という論調に終始している。
じゃぁ言わせてもらうが、テレビや雑誌、新聞はどうなんだ?
広告費を多く払っている企業の商品のランキングを上位にしたり、利権に絡んだ音楽ランキングを作為的に操作し、視聴者や読者に垂れ流してきたのは誰なんだ?
商品やお店、音楽だけではない、世論を意図的に操作して、政治や経済活動を自分たちに都合よく誘導してきたのは大手マスコミではないのか?
それらの背後には大きなお金や利権が動いていたわけでしょ?
飲食店の人気ランキングの票をお金で操作したのが悪い、って今さらあんたらが言うか?
自らの所業を顧みずに他人の行為を非難する、まさに偽善とはこのことではなかろうか?
TVや新聞だけではない、もしもランキングをお金で操作することが悪いというのであれば、現在WEB業界では当たり前の広告手法であるSEM(リスティングやSEO)だってだめでしょ?
検索サイトの掲載順位をお金を多く出した順に掲載しているだもんね。ユーザーはその現実をあまり知らないよね。
それについては何もコメントしないのかな?
まぁ大手広告代理店のDさんやHさんが絡んでるしSさんも絡んでるからあまり突っ込めないよね?
で、なんで食べログには突っ込んだかね?
やっぱり弱いものいじめなのかな?それともたまたま?考えちゃうね。
もちろん、食べログの媒体運営側とランキング順位をリスティングのように利用して広告媒体として扱ってきた代理店(39社あるっていうね)もどうかと思う。
食べログ側は代理店が存在している事実はなんとなく聞いて困っていた的な発言してるけど、そんなことはないだろう。
ネット関連企業って、ビジネス見つけるのはうまいけど、中にはお客さんやユーザーに対する道徳意識が低い企業も存在することは事実。
もっと企業の社会的責任について考えた方が良いと思う、真剣に。
それと、もう一方の問題。ユーザー側の選択責任。
大手マスコミの報道を安易に信じる事も問題だと思うし、ソーシャルメディアの無責任発言をそのまま信じるのも問題。
ネットに流れている情報も含めて、なんでも無防備にそのまま信じることはどうかと思う。
やっぱり自分自身の判断基準は大事だ。
マスコミやネットではこう言ってたけど本当かな?という疑いの気持ち。
疑えば自ら勉強するでしょ?そうすると知恵がつく、賢くなる。正しい判断ができて損しなくなるよね。
情報過剰社会で生き抜くには結局自らの判断能力を高めることなんだよね。
うちの会社はネットを活用したビジネスだけど口コミは導入してないので一連のやらせ問題には関係がない。
とはいえ、媒体運営者として自らの責任の重さを痛感する出来事でもあった。
新年早々ちょっと熱く語っちゃったけど、どうにも言いたくて仕方がなかったので許してね!
この報道なぁ〜、私も「え?今更?」って思いました。そんなん、絶対あるやろう(ユーザーも承知の上)と思ってたし、その中で自分が選別していく自己責任やと思ってたわ。例えば「就職したい企業ランキング」なんて全部企業が金だしてやってるから媒体によってすっごい違うし、みんな知ってると思ってた。なんで食べログだけたたくのか?何かのきっかけなんかなぁ。でもそんなんしたら、それこそほんとの少ない生の声も出せなくなって、あー、大きいものの指し示す方へ〜になるんやろうなぁ。面白くない!
投稿情報: katsura nakagawa | 2012/01/16 02:06