本格的に暑い夏が東京に来て、世の中は夏休みモードに徐々に染まっていく。
4年に1度のオリンピックも盛り上がってる。
そう言えば、オリンピックも夏だわな。やはり夏本番。
先週、大阪に新たなメンバーが加わった。
強力なメンバーになりそうだが、その話は後日に。
で、半月ぶりに大阪出張。
夏休みモードの新幹線は、結構やっかい。
朝の便は大体混雑。いつもは普通の指定席でも混雑することはない。
事前に切符を購入するようなことはしないので、直前に窓口で購入する。
「窓側で、無線LANがある車両がいいんだけど」
「新幹線は新大阪までは全部無線LANですよ。ちなみに窓側の席はすぐにはありません。40分後になりますね」
「え、新大阪までは全部無線LANなの?え、40分?そりゃ勘弁。じゃあグリーンは?」
(おい、グリーンは?なんて言った事ないのに、さも言いなれたかのように、そんな、恥ずかしい)
「グリーン席の窓側はあります。すぐにご用意できます」
「じゃあそれで」
という、なんとも恥ずかしいやり取りの結果、グリーン車へ。
しょうがないよね、夏休みモードじゃあね(-^〇^-)
グリーン車の入口付近に向かうと先客がある。
おばあちゃんとお父さん、そして二人の娘。
上の子は小学校2,3年生くらい、下の子は幼稚園年少かそれ以下。
“4人でグリーンかい、随分と贅沢な”
自分の事は完全に棚に上げて冷めた目線。
新幹線が入船してきた、他の客が乗り込むのに、例のおばあさんと下の娘は乗らない。
“ああ、二人は見送りか”
自分の席の二つ前の席に座る上の娘さん。そして立ち去るお父さん。
“おいおい、娘の一人旅か?”
「じゃあ気をつけてね!」
完全に一人旅だな、これは。
出発の時刻になる、見送る窓の外。泣きじゃくる下の娘、ホームを走るお父さん。
“おいおい、感動のドラマが目の前で展開されてるよ”
品川駅を越えたあたり、ちょっと気になってトイレに立ったついでに二つ前の席をチラ見する。
小学2、3年生の娘さんは、少し緊張した表情で静かに一人で座っている。
どこまで行くのかはわからなかったが、ちょっとばかり想像した。
大阪か名古屋の親戚の家に行くのかもしれない。
自分も小学校1年生の頃から福島のいわきに一人で泊まりに行っていた。
駅には親戚のおじさんかおばさんが待っていた。
でも、あの頃は指定席でもなく自由席。ましてや彼女はグリーンかよ!
最近の親は!なんて思いそうになったが、最近の物騒な世情を考えればアテンダントが付くグリーン、乗車している客層も比較的上品(^0_0^)であるグリーン、に乗せるのは親心か。
駅にはおばさんかおじさんがいて、親戚の家ではおばあちゃんもいて・・・。
ん?おばあちゃんは見送ってたな・・・。
じゃあ母方のおばあちゃんが・・・。
んん?お母さんはどうした?見送って無かったぞ・・・。
もしや、向かう駅で待つのはお母さん?
離れて暮らすお母さんに会いに行くってか?
久しぶりの親子再会・・・。
もしかすると、また感動の物語が見られるのか?
なるほど、どんな事情があったかは知らないが、娘さんも複雑な心境だわな。
父親に引き取られた子ども気持ち、下の子が泣いていたのは自分がお母さんに会えないからなのか。
親の問題と子どもの心情は別だもんな・・・。
などと勝手な想像を膨らませていたら名古屋。
そこで降りた娘さん、誰が迎えに来ていたかは分からずじまい、うーん残念!
彼女のこれからの人生に幸多かれ!余計なお世話だけど。
夏休みの時期だからこそのちょっと感動の物語。
まぁ勝手な話なんだけどね!
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