先週は数名の経営者と経営者の卵?な人とお会いした。
数年ぶりにお会いした、Nさん。
以前よりグッと腰の据わった経営者になっていらっしゃる。
当時の事業をさらに発展させて、新たな取り組みが実ってきているとの事。
「今後は、もっと新しいチャレンジをしていきたい、メンバーと共に」
とっても魅力的だった。
女性社長のSさん、ひとつの苦難が彼女を取り巻いている。
それでも、泣き言一つ言わずに未来を見つめている。
独善的にもならずに、自らの中に課題を受け止めている。
彼女の一段の成長がとっても楽しみだな。
自らの事業を興そうとしているMさん。
普通に生活していくだけでも大変な自らの体の状況。
課された状況を素直に受け止め、それでも自らの夢に向おうとする姿は眩しい。
今までもたくさんの経営者にお会いしたが、経営者という生き方を選んだ人々とはどんな人なのだろう。
ここで言う経営者とは、個人事業主の事ではない。
少数でも社員を雇い、事業を創り出している経営者の事だ。
自分の身近にいる、活躍している経営者に共通する点とは。
・他人と比較しない。
他社に比べて資金力がないとかスタッフの能力が違うとかを嘆かない。
小さな企業ほどできない理由に事欠かない。それでも立派に事業を立ち上げている会社はある。
できる経営者は、今の資産を使って何が出来るかを考える。そして自分たちにしか出来ない事を形にする。
隣の芝生を見て羨ましがってる事しかできない奴に経営者を名乗る資格はない。
・失敗を恐れない、後悔しない。
今の時代、企業は常に革新をしていかなければ生き残れない。
だから、いつでも新商品、新しい企てを考えている。
考えているだけじゃだめだから、いろいろとやってみる。
すると、失敗する事だってある、いや、失敗する事の方が多い。
「どうせまた失敗するんだから、もう新しい事をするのはやめよう」と思うなら、一歩も前に進めない。
失敗から何を得たのか、次の成功の為にどんな糧を得たのかを考えるのが経営者。
後悔なんて、いつでもできる。
・自ら泥をかぶれる。
一人でも社員がいるのであれば、経営者はリーダーである。
リーダーに必要な要素とは何か?
「マネジメント論」でいろいろと言われている。
でも本当に大切なのは「メンバーを守る」ことなんだ。
上面でカッコイイ事を言ったり、メンバーの話を良く聞く事がリーダーシップだなんて思ったら大間違いだ。
本当にメンバーを守れるのか?
自らが泥をかぶることを覚悟しているのか?
メンバーの成功はメンバーの功績。
メンバーの失敗はリーダーの責任。
メンバーが間違っていれば、どんなに憎まれたって叱責する。
誰にでも良く思われたい、自ら責任を取らない、偽善野郎にはリーダーの資格などなし。
結果、経営者とは「魅力的な人間」なんだろうな。
誰だって、正しい人に就いていくよりも、自らが信じる魅力的な人に就いていきたい。
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