先週金曜日、12年勤めてくれたメンバーの送別会があった。
激動の時代を共に戦ってくれた彼女には感謝の気持ちで一杯だ。
今回の退職は、旦那さんの事業を手助けしたいという、とても前向きな理由であり、心から祝福と応援のメッセージを送りたい。
彼女が入社した時の職種はオペレーションだったと思う。
ユーザー情報や顧客情報をパソコンで管理する仕事。
数年後、本人の希望により、マーケティング企画の仕事に異動。プランナーとして活躍。
その後、新規サイトのプロデュース等を担当していたが、結婚を期に契約社員として就労。
職種もWEBデザイナーとなり、コンテンツの制作をデザインとライティング両サイドで担ってもらった。
退職後も旦那さんの仕事を手伝う傍ら、当社の仕事もアウトソーシングで手伝ってもらえるということなので、一安心。
いろいろな職種を経験してもらってはいたが、そのほとんどは彼女自身が申告して実現させてきたものだ。
当時は社員数も少なかったし、事業を広げている途中だったので、一人一人の担う役割が大きかった。
営業と制作を兼務するような時期もあったぐらいだから。
だからこそ、自分の思いを口に出していかないと埋もれてしまう。
そんな中で仕事をしていたからこそ、彼女も自分の意思を表明していった。
彼女は申告して新しい仕事になり、その度に精一杯の努力をして会社に貢献してくれた。
ありがたい。
送別会では、古株メンバーと一緒になって昔話に花が咲く。
10年前の当社の状況を皆で笑談。
自分では覚えていない事も多い。部署がチーム名だったとか、意味の分からないアルファベットの部署があったとか。
入社時の誰々があんなだったとか、こんなだったとか。
そんな話を聞いていると、当社も歴史を感じるようになったんだと、改めて実感。
あの頃の新人達もいまではマネジャーになって、若手を育成する立場。
あの頃とはマネジメントの仕方も変わってきた。
会社の成長と共に変わっていったものに思いを馳せる。
半年に一回部署の名前が変わる事がなくなった?
部署はチーム名から課や部になり、部門マネジャーがいてトップ直の組織ではなくなった。
だからこそ、以前よりはきめ細かなマネジメントができるようになった。
勢いで押すマネジメント?からメンバーの意思を尊重するマネジメントに移行してきた。
それを良しとする声も物足りないとする声もある。
どちらが良かったとは言えないが、最近の世の中の変化と共に再度マネジメントの方向を変えていく必要を感じる。
もちろん過去の勢いで押すマネジメントに復活する訳ではなく、とはいえ今までのようなメンバーの意思を尊重するだけの平和主義的マネジメントも違う気がする。
リーダーシップと綿密な組織マネジメント。
彼女が生き方を変えると決意したこのタイミングは、当社にとっては一つの時代が終わり、新しい価値の時代に入る時期と重なる。
それぞれの人生がそうであるように、会社や組織にも変化の時期がやって来る。
たとえ今が辛くても、必ず報われる日がやってくる。
そう信じている。
彼女の未来に幸あれ!
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