今年は12月に入ってから急激に寒くなった。
師走というだけあって、なんだか気ぜわしい。
そんな時に限っていきなりの用件が飛び込んでくるものだ。
そう、予想もしないような事が・・・。
当社(株)パセリは1998年に創業した。
創業当時から、媒体としては初めて従量課金のビジネスモデルを開始している。
いまでは、学び業界の広告といえば従量課金がスタンダードだ。
この10数年の間に大手もベンチャーも当社のモデルを真似して業界に参入してきた、はずだ。
が、先週、その真似して業界参入してきた企業の“役員”が当社に「当社の模倣をしている」とクレームをつけてきた。
驚いた、正直。
かなり自信を持って言ってくるので、ご来社いただきいろいろとお話を伺った。
当社内メンバーは怒り心頭。
盗人猛々しいとはまさにこの事。
様々な誤解からそのような話をされたようだ。
過去の経緯も含めてお話をすることで結果的には役員の方も納得され、丁重なお詫びをいただき、業界活性化の為に共に頑張りましょうと握手をして解決。
まぁ驚くような事が起こるものだ。
模倣をして始めたことでも、それが自社の基幹ビジネスに成長してしまうと、真似していた過去を忘れてしまう。
都合の悪い事は忘れてしまうのと一緒だ。
ネットが発達し、以前よりも様々な情報が容易に手に入るようになると忘れることも増えていく。
以前であれば面と向かって伝えていた事も、メールで済ませてしまう。
更にはSNS上で済ませてしまう。
いつの間にか、相手に伝えたのかどうかも忘れてしまう。
人間同士のコミュニケーションが「とてつもなく軽く」なっている。
相手が何を考ているのか、自分の言葉がどう受け止められているのか。
相手を見ていないから、自分の勝手な判断で言い放ってしまう。
そんな感情の一方通行はコミュニケーションと言えるのだろうか?
自分の思いを勝手につぶやくのは、特に害のないものだから自由になされば良い。
しかし、相手に影響のあると思われることは言い放つような真似はしない方が得策だ。
自分が古いタイプの人間なのかもしれないが、やはり大事な話は面と向かって話をするのが良い。
顔を見て話すと気まずいこともあるけど、それも含めて「人間だもの」だな。
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