先週は酷い目に合った。
あれ以来、すっかり胃袋が小さくなったようで食物摂取量が減り、ちょっと痩せてきたような気が・・・。
まぁそれは気のせいなのだが・・・。
さて、先週書けなかったMさんの話。
寒暖の差が激しい5月初旬、久しぶりにMさんと食事。
Mさんは現在新しい自分に挑戦中!
以前にやっていた仕事がご自身の体の都合で続けられなくなった。
半年近く闘病生活を続けるが完治する気配がないと悟ったMさん、全く新しい仕事に就く為に資格取得の勉強、さらには少しでも業界を理解するためにアルバイトも開始。
今回お会いしたのは、遂に試験に合格し、資格が取得できたお祝いと今後の相談。
ご自身でビジネスを始めるにあたり、やはり不安もあるようで。
「やっぱり現場は大変ですか?」
「いや、現場は何とかなると思うんです。問題は“経営”ですよ、今まで経験ないもんで」
現場の経験も踏んで、資格も取得したので実務には自信があるようだ。
それにしてもつい2年ほど前に、原因不明の病で闘病していた人とは思えないバイタリティだ。
話も弾んで、料理も進む。
「あれMさん、炭水化物はお医者さんに止められているんですよね?」
出てきたうどんに箸を伸ばそうとするMさんに思わずつっこむ。
「止められてはいるけど、たまに挑戦するんですよ。もしかしたら大丈夫になってるかもしれないんでね!」
「もしかしたらって、そんな感じで良いんですか?」
「お医者さんとも話すんですが、突然発生した病気なんで、もしかしたら突然直るかもしれない。それが今日かも知れないなんてね」
「はぁ・・・」
「変でしょ(笑)、でもね“勘違いでもプラス思考”で行かなきゃやってられないですよ」
この話を聞いた時、自分は思わずiPhoneを取り出しメモった。
「勘違いでもプラス思考」
なんて良い言葉だろうか。
そうだ、それだよ。
最初は誰だって“勘違い”なんだ。
自分はイケテル、やれる奴だ、なんて勘違いしなかったら起業なんてしない。
女子に告白する時だって、“俺は良い男”って勘違いしなけりゃ出来るはずがない。
もちろん、その後大いに後悔する事だってある。
しかし、失敗も勉強だ。
最初は勘違いでも、失敗を糧にして突き進む事ができる奴だけが、いつか“本物”になれる。
勘違い⇒プラス思考
結構良い相性のような気がする。
「あ、やっぱり今日じゃなかったかな・・・」
うどんを少し食べて、体調の変化がわかったらしいMさん。
どうやら今日は“奇跡の日”ではなかったようだ。
それでも2件目のバーにはどうしても行きたかったらしい。
「とりあえず一杯だけ」
誘われるままについていく。
糖分の少ないカクテルをバーテンさんにお願いし、オリジナルドリンクを。
「まぁとりあえずは試してみないとね!」
こんな時でも前向きだ。
それでも、さすがに三杯目を注文したとき、
「Mさん、本当に大丈夫なんですか?」
結構酔いが回ったMさん。
「いやいや、勘違いでもプラス思考ですよ!」
Mさん、それは使い方間違ってるでしょ!