本日7月21日、参議院選挙。
22時の状況で言えば、自民党の圧勝。参議院のねじれ解消となり、新たな政治の動きも出てくるのだろう。
まぁ期待もあるし、不安もあるし。あまり熱狂的にならずに俯瞰してみて行く事が大切だろう。
選挙の結果みていて思うが、最近組織で必要とされているのが「リーダーシップ」だとつくづく思う。
選挙活動中も安倍さんが「私に任せて欲しい!」という強いメッセージを発していた。
数年前の小泉純一郎さんの選挙でも「私に任せて欲しい!」というフレーズを多様して選挙に勝った。
それと安倍さんが重なった。
やはり組織の長が「任せて欲しい」とか「ついてきて欲しい」という発言をすると組織は動く。
日本人の気質であろうか日頃そのような強い言葉でコミュニケーションをしないからなのか、強い言葉を聞くと耳を傾けがちだ。
しかし、真についていきたいリーダーとは何か?
誰でも強い言葉を発すれば組織を動かすことができるわけではない。
リーダーの素養が必要だ。
現場は見えているのか?客観的に状況を見ているのか?ビジョンはあるのか?
そしてそれらは共感できるのか?
どんなに情熱があり、素晴らしいロジックであっても、共感できなければ人は動かない。
今回の安倍さんにはこれらの条件を備えたリーダーシップを感じた。
とは言え、中小企業においては、アベノミクスは未だに微妙だ。
「アベノミクスのおかげで、好調です!」なんて声は聞いた事がない(もっとも調子の良いところは声を出さないのだが・・・)
最近の政府も日銀も景況感を「良い」という方向に持って行きたがっているが、中小企業においてのそれはまだまだだろう。
むしろ、今後の市場変化に合わせて不況型ビジネスから好況型ビジネスに転換するかしないか、経営判断が難しい状況になっている。
そんな混沌とした状況だからこそ、現在の中小企業経営者に必要なのは、前出のような強いリーダーシップなのだ。
自社の事で恐縮ではあるが、学びの業界も不況型と好況型の端境期にあり、全体的に悩ましき時期に来ている。
こんなときに、過去の成功にのみ頼って嵐が過ぎるのを待っていては将来に望みは見えない。
悩ましき時期だからこそ、過去をゼロベースで見直し将来のビジョンを見直す必要がある。
不要なものはやめる、必要なものは取り入れる。そして果敢に挑戦することを推奨する。
それらをリーダーがしっかりと判断し決断し、共感を得る事に尽力するべきなのだ。
先週、大阪のチームと打ち合わせてそれを強く感じた。
東京のマネジャーと話をしても大いに感じた。
新規事業チームと話しても感じた。
今の組織にはそのような強いリーダーシップが必要なのだと。
不思議なもので、リーダーと意思疎通をして共感が得られると、メンバーの職務における集中力と行動力は大いに増す。
厳しいとき、変化のときこそ真のリーダーが必要になる。
国も会社も同じだ。