「これ見ると文化放送思い出すよね!」
コーヒーに添えられた“スジャータ“を見ながら、当社の女性メンバーが一言。
なるほど、スジャータのラジオコマーシャルは耳に残る。
中学生の頃、親父の車に乗せられて配達の手伝いをする度に耳にしていた。(文化放送かどうか知らんが)
それにしても、若い女性が文化放送とは渋い。
聞けば、ごひいきの番組があったとかで・・・。
なるほどね。
小学生の頃、ラジカセがとてつもなく欲しかった。
ラジオを直接録音できる魔法の機械。
そして「かっちょいい」
「英語の勉強に必要なんだ!」という理由で親を説得してゲット。
その頃のマイブームは“ニューミュージック”。
山下達郎、ユーミン(荒井由美)、オフコース、チューリップ・・・。
ラジオから録音して聞きまくった。
叔父のお下がりのギターを練習したりして。
ラジオからは音楽が止めどなく流れていた。
中学生になり洋楽に目覚める、FMラジオが中心になる。
土曜日午後のポップスベスト10。
DJは誰だったかなぁ、あの頃は小林克也氏?
とにかく洋楽はテレビではやらないからラジオ。
ビージーズ、クィーン、アース、ポリス、チャカ・・・。
今に残る名曲があの頃ラジオで流れてた。
そして衝撃の「サザンオールスターズ」デビュー。
“勝手にシンドバット”でメジャーデビューしたが、アルバムも大ヒット。
FMではヘビーローテーション!
中間、期末テストの勉強はサザンとともに。
そう言えば、平日の夕方に注目のアーティストのアルバムを全曲流す番組があったな。
あれはNHKFMだったかな?
あれは重宝した。
コンポのタイマー予約で録音。
途中カセットをひっくり返さなきゃいけないから急いで帰ってきたりして。
FM番組ガイドの雑誌もあったよね。
高校受験の勉強もラジオ。
音楽だけじゃなく夜中の番組も。
オールナイトニッポンとかも聞いてた。
たけしとか、桑田さんとかもやってなかった?
音楽も笑いも癒しもラジオだったなぁ。
高校になり音楽を演奏するようになると、カセットテープが中心。
練習する為に繰り返し聞く。
ラジカセも巻戻しと再生を繰り返し、いつしかボタンがいかれる。
好きな曲も偏り、同じ系列のアーティストばかりをテープで聞く。
ラジオから少しずつ離れて行く。
大学生になりラジオを家で聞いた覚えが無い。
車を運転するようになり、多少ラジオを聞くようになる。
もっぱら交通情報のため。
気合いを入れる時には「オリジナルテープ」で車内の雰囲気を完璧に演出。
ラジオで雰囲気の演出は無理だった。
しかし、革命が起こる。
1988年10月にJ-WAVE放送開始。
24時間音楽を流し続けるFM局がデビュー!
おしゃれ車内を演出するのに完全に役立つ。
しかし、自分は社会人。
実家からも独立し、車がない。
個人的には恩恵に預かっていない。
J-WAVEが会社内で流れる。
これは憧れた。
独立したての頃は、そこにこだわりがあった。
自分のオフィスでは終日J-WAVEを流してやろう!と思ってた。
今のオフィスではFMラジオが流れているが、どこの局かは知らない。
3月11日震災の時にはAMラジオが活躍した。
FMは使えなかった。やはり災害時にはAMラジオだ。
ラジオの大切さを痛感させられた。
最近では、ゴルフ帰り一人で運転する時にラジオを聞く。
相変わらず週末にはポップスベスト10が流れ、山下達郎やユーミンの声も聞こえる。
彼らの話や曲を聞いて思わず笑ったり口ずさんでいれば眠気も飛ぶ。
しばらくのご無沙汰だが、ラジオはまだそばにいてくれているようだ。