旧盆を過ぎると、夏後半。
朝晩には少しづつ涼しい風を感じられるようになり、秋を感じはじめる。
この時期は何と言っても「音楽」だ。
高校音楽部の合宿がお盆の時期を挟んだ今頃。
8月下旬から9月にかけて大学軽音の合宿が始まる。
就職してからもバンド活動を続けていたが、よく夏に合宿してた。
夏にスタジオ籠って練習するのって世間に背を向けてる感じでちょっとうれしかったんだよなぁ。
合宿した志賀高原は涼しかったなぁ。
20代の後半は夏の「Jazzフェス」に行ってた。
当時はいろんなところで行なわれていた。
山中湖畔の「Mt.Fuji Jazzフェス」、やよみうりランドイーストでのイベント(名前は忘れた)
これらが夏後半の楽しみだった。
最近では「サマソニ」なるイベントが行なわれていて盛り上がっているらしいが、昔はJazzがメインだったのだ!
特にMt.Fujiは思い出深い。
当時は会社の先輩のバンドでお手伝いをしていた時期でもあり、バンドメンバーとイベント前日から近くの宿に泊まって参加した。
車で宿に乗り付けて翌日の準備を始める。
猛暑の中で何時間も聞いているので熱射病対策が大切。
クーラーボックスに水や氷を仕込んだり、濡れタオルを用意したり。
夜は参加ミュージシャンについて熱く語りながら飲む。
当時の参加ミュージシャンは、マイケルブレッカー、ランディブレッカーやデビットサンボーン、チックコーリアやリーリトナーなどなど豪華メンバーが大集結。
とにかくも憧れのミュージシャンが同じステージに立っている瞬間を見る事が楽しみで。
翌日は早くから会場入りして場所を確保。
暑さにやられないように日陰に避難したり、ビールを飲んで昼寝したりして過ごす。
6時間近くも続くイベントなのでメリハリが必要。
目当てのミュージシャンについては全身全霊で参加。
あまり興味がないミュージシャンの時にはそれなりに。
でも、そういう中にもいるんだよね、金の卵的な。
というか自分が知らなかっただけなんだけど。
「これいいね!」的なミュージシャンの発見はいくつもあった。
東京に帰ってからCD探したりしてね(渋谷のタワレコ)
帰りの車の中はバンドメンバーによる評論家サロン状態。
で、最後には「あの曲やろうよ」になるわけだ。
その時はテンション高いから皆即決するんだけど、いざ東京でスタジオ入って練習すると思ったようにならない。
結局本番で披露できたのはほんの数曲。
まぁそれでも楽しかったなぁ「Jazzフェス」
数年続いたんだけど、参加ミュージシャンも減ってきて我々も行かなくなったら無くなってた。
ここ数年有楽町で「東京Jazz」として復活してくれたのはうれしいけど、なんか昔の方がミュージシャンが豪華だったような気が・・・。
だから、夏後半の音楽ってやっぱりJazzがしっくりくる。
でね、今日やっとリビングのエアコンを交換した!
それを記念して快適な部屋で昔のJazzのライブビデオなんぞを見てしまったわけだ。
また来てくれないかなぁ、この人達。
また山中湖まで行っても良いから。
でも、もう二度と生音を聞く事ができない人が何人もいる。
とっても残念だけど昔の映像でしか会えない。
晩夏は鎮魂の季節でもある。